カーテンレールや棚の上などの高い所にあるホコリが超危険なのは、手が届きにくいためにお掃除を放置されやすいからに他なりません。放置されている間に、それらのホコリを栄養源として、雑菌やカビが増殖してしまうと、病気のリスクを高める超危険なホコリになってしまうのです。
ちなみに、カーテンレールなどの高い所にあるホコリ1グラムには、7万~8万個の細菌と意万個のカビが存在しているというデータ(株式会社花王調べ)が報告されています。
また、スギ花粉などの粒子は非常に小さいため、空中に浮遊しやすく、シーズン以外でもカーテンレールのホコリに潜んでいる場合も!
久々にカーテンレールをお掃除しようとして、しかもそのお掃除方法を間違ってしまうと、それらのホコリに存在する病原菌やカビ、スギ花粉などを部屋中に撒き散らしてしまうことになりかねないということです。
1.掃除用具の選び方
長い間放置したカーテンレールのホコリを取り除くために、はたきをかけたり、ハンディモップを使ったりするのは、極力控えるようにしましょう。危険なホコリを飛散させてしまうリスクがあるからです。
おすすめなのが、窓のお掃除に使用する、水切りのためのスクイージーです。スクイージーをそのまま使用するのではなく、はさみなどでゴムの部分に5mm間隔で切り込みを入れてホコリ取り用に改造するのがポイントです。
スクイージーのゴムの部分をごくごく軽く湿らせ、それでカーテンレールの上を一方向に引いてみましょう。切り込みの部分が、ホコリを絡みとり、飛散するリスクを大幅に抑えてくれますよ。
スクイージーは、100円ショップで入手可能です。
2.水拭きしない
カーテンレールが基本的に水拭きはNGです。濡れた雑巾などで拭き掃除すると、ホコリがカーテンレール全体に塗り広げられてしまうからです。拭き掃除をする場合は、マイクロファイバークロスを使用しての乾拭きがおすすめです。
3.力を入れてゴシゴシこすらない
汚れを落とそうと、思いっきり力を入れてゴシゴシこすると、その勢いで、危険なホコリを舞い上がらせることになります。舞い上がらせることなくカーテンレールのホコリを確実に取り除くためには、「掃除用具に汚れを密着させた状態で、ゆっくりと手前に動かす」というやり方を厳守しましょう。
せっかく重い腰を上げてお掃除したのに、かえって健康を損ねてしまってはまさに本末転倒ですよね。久々にカーテンレールをお掃除される際には、ぜひ今回ご紹介した点に気を付けていただければと思います。
ライター:sion
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