たとえば漢字ノートの全体を見て、「汚い字だな」と思っても、「いい字はないかな」と部分に注目して探せば、必ずいくつかはほめられる字が見つかります。そうしたら、それらの字に花丸をつけてほめてあげます。これを毎日続ければ、日ごとにきれいな字が増えていきます。
たとえば朝の準備が遅い子なら、「食べ終わる時間」「出かける時間」を示した画用紙の時計を、本物の時計の隣に飾るのです。着替えの遅い子であれば、テンポの速い音楽を流してみる。効果の出そうな作戦を立て、少しでも成功すれば、たくさんほめましょう。
賞状を額縁に入れて飾ることは、「ほめる」を視覚化していることです。同じように、図工の時間に描いた絵や、赤ちゃん時代の写真などを、ていねいに額に入れて飾ってください。「あなたの絵が好き」「あなたはかわいい」という親からのほめ言葉になります。
学校の先生も子どもをほめたいと思っているものです。連絡帳に「最近、漢字練習を頑張っています」などと書いたり、個人面談の時に「わが子のほめポイントをそれとなく伝えておくといいでしょう。ママ友だちや祖父母と連携し、多方面からほめるのもいい作戦です。
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