夏の風物詩と言われるスイカは約9割が水分で、夏の水分補給にもぴったりの食べ物です。 原産は熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、紀元前5000年にはすでに南アフリカで栽培されていたそうで日本には室町時代以降に伝わったとされています。
農林水産省によれば、スイカは野菜に分類されますが果実的な利用をすることから「果実的野菜」として扱っているとのことで、みずみずしい甘さがおいしいスイカを夏のおやつやデザートとして楽しむ方も多いのではないでしょうか。
赤色と黄色のスイカがありますが、赤いスイカの果肉にはカロテンとリコピンが含まれています。これらには抗酸化作用があり、紫外線やストレスなどで増えてしまう活性酸素を除去したり、働きを抑えたりします。活性酸素は肌の老化に影響していたり、シミができる原因のひとつだったりするので、アンチエイジングや美白・美肌にも「抗酸化」が重要です。抗酸化作用があるカロテンやリコピンが豊富なスイカは紫外線の強い夏にもよい食べ物ですね。
甘酒は日本の伝統的な飲み物で、米こうじと米を原料にするものと酒粕を原料にするものがあります。主な成分であるブドウ糖以外にも必須アミノ酸、ビタミンB群などが含まれ、栄養豊富な甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれます。江戸時代には夏バテを防ぐ意味合いもあって夏の風物詩だったそうです。 ビタミンB群の中でもビタミンB2はニキビの予防・改善に特に重要で、ビタミンB6は皮膚炎の予防に働き、これらはオイリー肌の改善にも大切な栄養素です。 また、甘酒からは腸内環境の改善に役立つオリゴ糖も確認されるなど、健康と美容への効果が注目されています。
今回は夏らしいスイカと甘酒を使ったシャーベットのレシピをご紹介します。砂糖を加えなくてもスイカと甘酒の甘さで十分においしいデザートに仕上がります。材料3つで作り方も簡単です。暑い夏の美肌づくりに、ひんやりおいしいスイカと甘酒のシャーベット、ぜひお試ししてみて下さいね。
手順1
スイカは皮と種を除いて、ミキサーかブレンダーでピュレにする。
手順2
甘酒とレモン汁を加えて混ぜ、冷凍庫で冷やし固める。固めている途中で2~3回フォークでかき混ぜて器に盛る。 または固まったものをフードプロセッサーにかけて滑らかにしてもよいです。
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