ぬいぐるみの頭が大きいので、伸びる生地の方が着せやすいのと、着せた感じが柔らかい雰囲気になってかわいらしいので、ニット生地と呼ばれるTシャツやトレーナー生地をメインに選んで作り変えました。
ロックミシン(洋服などによく使う専用のミシン)がないので、家庭用ミシンで縫っていますが、
その時に必要なものが「ニット生地用の針」「ニット用の糸」です。
手芸屋さんに売っています。
こちらを使うことで、伸びるニット生地が格段に縫いやすくなります。
ミシンには色々な縫い方ができるようになっていますが、
ロックミシンがないので、家庭用ミシンで、ロックミシン風に縫えたら楽だなと。
そこで「かがり縫い」を利用。
かがり縫いは専用の押さえがミシンについているので、それに切り替えます。
一気に端の処理と直線縫いができてしまうので、本来は布の端の処理に利用する縫い方ですが、これで、すべて縫ってしまっています。
時短にもなるし、ニット地のボロボロした端がきれいになるので、お洗濯しても問題なく使えています。
子供用の洋服の型紙、ぬいぐるみ用の型紙などを、持っているぬいぐるみのサイズに合わせてコピー機で縮小したり、少し合うように手直しして、使うと簡単に型紙が用意できます。
慣れてきたら、自分で作りたいぬいぐるみのサイズに合わせて寸法を測ったりしながら、型紙を作ることもできるようになってきます。
ほとんど、ニット生地を使用していますが、ニット生地はその特性によって、伸びやすいもの、端が丸まりやすかったり、ぽろぽろするもの、しっかりしたもの、固めのもの、柔らかめのものなどあります。
私自身がニット生地を縫うのが得意じゃないので、一番縫いやすかったのはしっかり目のTシャツの生地や、「ダンボールニット」と呼ばれる、裏地がダンボールの内側の波のような感じになっている生地です。
しっかりして、縫いやすいので、リメイクするときや、生地を買って縫うときにもおすすめです。
息子のオフホワイトのダンボールニット地のパーカー、ベビーのボーダーニット生地の帽子をぬいぐるみのパーカーに作り変えました。
フード、袖、裾をそれぞれダンボールニットで、前身ごろと後ろ見頃をボーダーニットで。
イメージに合うようなアイロンワッペンや袖にタグを縫い付けて。
パンツも息子の秋冬物のニットパンツをリメイク。
実際のパンツは前面が黒のコーディロイ、後ろ側がグレーのニット生地でしたが、パンツ全体をグレーのニット生地にして、後ろポケットを黒のコーディロイでつけてみました。
もともとの洋服部分の袖のリブをフードのふちに再利用しています。
取る場所を考えれば、その部分は縫わずに済むので、時短にも。
また、もともとしっかり縫ってある部分をそのまま利用すれば、しっかりした仕上がりに。
パンツの裾ももともとの子供のパンツの裾をそのまま利用できるように生地を断っています。
ただ、サイズ的には子供のパンツの片足分の1/2の分量で足りるので、今回は後ろ側の生地のみを使用。ぬいぐるみの股側のみを縫うように生地を合わせて、かがり縫いすれば、もう片方の側面や裾は縫わなくてもOKなので、これも時短にもなるし、処理も、もともときれいにされていたところなので、仕上がりもきれいに。
ウエストは折り返して、ゴムを入れているので、着せやすいし、ずり落ちずに済みます。
こちらは、ベビー用の肌着とオフホワイトのパーカーを再利用しています。
フードと前身ごろ、後ろ見頃は肌着で、袖、ポケット、裾はパーカーを再利用。
アイロンワッペンを付けたりすると、ポイントにも。
同じ生地のみですべて作ってもかわいいですし、一部分を別な洋服だった生地を組み合わせると、また違った印象に。
柄のない生地の場合はポイントを何かつけるとよりかわいいですし、お洋服らしくなります。
端切れを使ってミニポシェットも作りました。
何種類か作って、洋服に合わせてバッグも着せ替え。
こちらは袋部分を生成りの生地、肩紐とフラップ(ふた)をお気に入りのドット生地で作りました。
小さいのでミシンの押さえがあるので、袋の口部分などは縫いづらい個所もありますが、作り方は人間用のポシェットと同じ縫い方です。
下の子が生まれる前も、洋服をすべて保管して置くには量が多かったので、一部を自分のお気に入りのテディベア用の洋服に作り変えたりしていました。
リメイクのいいところは、生地代が節約できることももちろんですが、思い入れのあるもの、まだきれいで捨てるにはもったいないと思えるものも、生まれ変わってまた違う楽しみができることです。
そして、リメイクしたものを子供に使わせることは、物は工夫次第で生まれ変わったり、また大切に使えるものなんだと教えることにもつながると思っています。
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