正しい引き出しの使い方、引き出し活用の鉄則があります。
それは、【引き出した時に全てが把握できるように収納する】です。引き出し収納に不便さを感じる原因は引き出し内で物を【重ねて】収納しているからなんです。
物が重なっていると上から見る引き出しの性質上、一番上にある物しか見えない状態になります。下にある物は見えないので探す作業に時間がかかり、また、ガサガサ漁る事によってさらに引き出し内は乱れます。
重ねて収納する方法だと日々の積み重ねで引き出し内の状態はどんどん悪化してしまいます。そこで引き出し収納の鉄則に基づいたおすすめの整理収納手順をご紹介致します。
最初に取り掛かる事は引き出しをひっくり返す!!引き出し内の物を全部取り出して、そもそもこの場所に必要かどうかを考えましょう。特にリビングなど滞在時間の長い場所ではホイッと無意識に加えてしまった物がいくつかあるはずです。
目的の物を取り出すための障害になりますのでまずはそれらを取り除きメンバーを決定する事が第一に行うことです。
メンバーが定まったらグループごとに分けましょう。文房具を例にすると鉛筆やペンを書き物グループ、のりやテープ、ホチキスはまとめるグループ、メモ帳や付箋の紙グループや、便箋、切手、封筒などのお手紙グループなど。関連する者同士をまとめておくと探す時と加える時の手がかりになるのでおすすめです。
メンバーをグループ分けしたらポジション設定です。引き出し内の使いやすい順番は手前→真ん中→奥の順になります。
使用頻度が高い物から手前に配置する事でより早く楽に取り出せます。
さらに引き出し内が乱れたりグループが混ざる事を防止したりする為に仕切りを作るのがおすすめです。仕切り板やケース等も有効ですが計測や買いに行く手間があると整理収納のモチベーションが下がりますよね。
そこでおすすめなのは空き箱です。お菓子の箱や小さな段ボールなど紙製の箱は切ったり折ったりして箱自体をを引き出しや物のサイズに合わせる事が簡単に出来ます。計測や買いに行く手間もお金もかかりませんので是非紙ごみに出す前に引き出し内に入れてみて下さい。へたれたり汚れたりしてきたら簡単に廃棄できる事と、箱ごと取り出す事で引き出し内の配置換えも簡単です。
グループ分け、配置も決めたらいざ収めていきましょう。ここで鉄則を思い出して下さい。最終的にまた重ねてしまっては収納効果が半減してしまいます。
仕切り内で物が重ならないように収納する為にはちょっとしたコツがあります。それは、【立てて】収納する事です。立てられる物はとにかく立ててみましょう。
中でも特に有効なのは衣類です。洋服タンスを引き出した時に本棚のような光景が有効です。畳み方は自由ですが最終的に輪になっている面を上になるよう立てて収納すると出し入れ時に服同士が絡んだりせず、色柄が見やすいので着たい服もすぐに見つけられます。
当たり前のようで知らなかった引き出しの正しい使い方はいかがでしたか? 引き出しを正しく使うと物はパッと見つかり時短に、底に埋もれて期限切れになる食品も減り節約に、衣類もつい上に重ねた服ばかり着てしまう事も減りそうですよね。万遍なく使う事も物を大切する事に繋がるかと思います。
ライター:SHOKO
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