あなたは、「目肌焼け」という言葉をご存じですか?目から紫外線を受けると、視力低下や白内障の発症リスクが高まるほか、過度な紫外線から身体を守るためにメラニンが生成され、お肌の日焼けや、シミの原因になる可能性があることが明らかになっています。目から受ける紫外線で、肌にまで影響があるなんて驚きですよね。
これを防止するためにUVカットサングラスをかけてみたり、帽子をかぶったりして目を守るわけですが、ちょっとした買い物やランチで毎回の着用は難しいもの。そこでご紹介したいのがブルーベリーの効果です。
ブルーベリーの代表的な成分である「アントシアニン」には、眼機能の回復効果やコラーゲン安定させる作用があります。定期的にブルーベリーを摂ることで、紫外線によってダメージを受けた目を回復させるともに、美しいお肌に欠かせない、コラーゲンの生成まで促進することができるのです。
「体が酸化する」。あなたは、この現象をご存知ですか?聞き慣れない言葉かもしれませんが、実はこの「酸化」が、お肌の老化を加速させているひとつの要因です。
よく見かける真っ黒な十円玉。黒くなる原因は、空気に触れることで起こる酸化反応です。十円玉の素材は銅。もともとピカピカだった銅ですが、酸素と結合して酸化銅になると、あの真っ黒な十円玉となってしまうのです。
実は、私たちの身体のなかでも、同じことが起きています。私たちの体は、呼吸により酸素を取り込み、その酸素を使って栄養素を燃焼させエネルギーを作っています。そして、その過程で強い酸化作用をもつ「活性酸素」を発生させているのです。
この活性酸素には、体内に入ってきた細菌やウィルスを除去するという役割があります。しかしその一方で、増えすぎてしまうと健康な細胞まで酸化させてしまうという、怖い一面も持っているのです。そして、この酸化が老化に繋がっています。
つまり、お肌の老化を防止して、美しいお肌を保つための近道は、この酸化を抑えること。そして、酸化の原因となる活性酸素が増えすぎないように抑制してくれるのが、ブルーベリーに含まれる抗酸化成分、「アントシアニン」なのです。
それではここからは、ブルーベリーの抗酸化作用がいかに強いかを見ていきましょう。抗酸化力の強さを図る指標として「ORAC(オーラック)値」というものがあります。
食品のなかでも果物は、抗酸化作用が強いことで知られていますが、ブルーベリーは果物のなかでもとくにORAC値の高い果物です。プルーベリーのORAC値は1gあたり24。この数値はプルーンの57.7、レーズンの28.3に続いて3番目にあたります。
また、野菜とくらべてみると、赤とうがらしの約3.3倍、レタスの約11倍にもなります。また、ブルーベリーには、この他「ビタミンE」や「食物繊維」などの、お肌にうれしい栄養素がたくさん含まれています。しかも、低カロリーというのですから、ブルーベリーはまさに、私たちのお肌の救世主といえるでしょう。
お肌トラブルと肌老化から私たちを守ってくれるブルーベリーは、美肌の味方です。とくに紫外線が気になるこれからの季節、みなさんも意識して、スーパーに並ぶブルーベリーを手に取ってみてはいかがでしょう?
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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