洗濯機の下にある洗濯パン。防水パンと言われることもあります。洗濯機から水が漏れた時に、その水を受け止める為にあります。床へのダメージや、マンションなどでは階下への影響を防いでくれます。
いざという時に被害を最小限にしてくれる役割があり、さらに、洗濯機の振動を抑えてくれる効果もあります。
1.洗濯パンの掃除をするには洗濯機を動かすと簡単にできます。
意外と動かすのも難しくないので、やってみると簡単ですよ。まずは動かすために洗濯機の水を抜きます。水道の蛇口を閉めて洗濯機側の給水ホースを外します。
水が溢れることがあるのでタオルで抑えながらナットを緩めるといいですよ。洗濯機側を外し、水道側のホースも外します。ホースの中の水も残さず抜きましょう。
2.コンセントを抜く
感電対策としてコンセントを抜いておきます。アース線も抜いておきましょう。プラスドライバーで金属端子を緩めると簡単に抜くことができます。
3.洗濯機を動かす
左右を片方ずつゆっくりと動かして移動させます。手や足を挟んでしまわないように注意しながら動かしてください。少しずつ動かすと意外と簡単に移動することができます。
強引に一気に動かしてしまうと壁や床を傷付けてしまうので、無理には動かさないようにしましょう。洗濯パンに付いた汚れは埃が多いので、水拭きして掃除します。こまめに掃除すると、拭いただけで簡単に綺麗になりますよ。
洗濯パンには排水溝があります。排水溝が排水パンの端にあり、洗濯機の横に出ている場合は洗濯機を動かさなくても掃除できるので、こまめに掃除できますね。洗濯機の下に隠れてしまうタイプの洗濯パンもあるので、その場合は洗濯機を動かして掃除しましょう。
排水口の排水トラップを外します。排水トラップには埃やゴミが溜まっていることがあるので、バケツに入れ、お湯を入れて使い古しの歯ブラシなどで掃除します。お湯を入れると綺麗にできますよ。排水ホースの中に溜まっているゴミは取り除き、お湯を流して掃除します。
排水ホースや排水トラップに汚れが溜まってしまうと、嫌な臭いがするようになり、洗濯物に臭いが移ってしまうこともあります。汚れが詰まってしまう前に綺麗にしたい場所ですね。全てが綺麗になったら、排水トラップ、洗濯機、給水ホース、アース線、コンセントを元に戻して掃除は終わりです!
毎回洗濯機を動かして掃除するのは大変という人は、「かさ上げ台」を設置すると掃除がしやすいです。掃除機と洗濯パンの間にすき間ができるので、落としたものも広い易いですし、通気が良くなるのでカビも発生しにくくなります。
ホームセンターなどでも購入できるので、掃除しやすくする為に設置するのもおすすめです。
目に付く埃やゴミは、掃除機で吸い取ってしまいます。すき間ノズルなどを使えば狭い場所の埃まで吸えますよ。洗濯機の下の部分には、使い捨てのハンディモップを使って掃除します。同じ位置からではなく、前後左右から差し込んで掃除すると綺麗になります。
洗濯機の周りは水拭きしましょう。これで洗濯機を動かさなくても、ある程度は綺麗にすることができます。
いかがでしたか?億劫に感じてしまう洗濯パンの掃除ですが、やってみると意外と簡単で、しかもスッキリ綺麗にできるのでおすすめです。時間が無い時には洗濯機を動かさずにさっと掃除し、半年に一度は洗濯機を移動させて掃除するのも良いですね。
湿気と埃は放ってしまうと頑固な汚れになってしまうので、できればこまめに掃除しましょう。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます