初対面の人と仲良くなる第一歩は、質問してみること。人は自分に興味を持ってくれる人が好きですから、質問されるとうれしくなって、相手にも好感をもつようになります。また「わからないから教えて!」と素直にアピールするのも、人との距離を縮めるいい方法。自尊心に縛られない謙虚な姿勢が大切です。ただし、あまりしつこく聞きすぎると敬遠されることも。最初はプライベートな話題を避けて。
いきなりみんなの前で自己紹介をして、グループ全員と仲良くなるのは難しいもの。まずはそのグループの中で、話しかけやすい人、気の合いそうな人を一人見つけて、その人とつながりを作りましょう。このつながりがグループへの足がかり。「今度みんなで出かけることがあったら、声をかけてね」といえるような関係ができれば大成功です。あとはその人を通して他の人達とも話せるようになるでしょうし、無理なくグループにとけ込めます。
大切なのは、頼みごとであることをはっきり伝えること。ごちゃごちゃと理由を言って、相手から「じゃあ手伝おうか?」という言葉を引き出すのはNG。このやり方だと、頼んだ側と頼まれた側の関係があいまいになってしまい、「私は頼んでない!あなたが言い出したことじゃない」などと、あとでもやもやした思いを残しかねません。また、頼みごとは直前ではなく、時間に余裕をもってすること。「ダメな時はダメって言ってね」と、相手が断れる保証をしながらお願いするのもポイントです。
相手を怒らせたらくどくどと言い訳しないで、まずは「ごめんなさい」。そして十分に謝ったと思えたら、いさぎよく引き下がりましょう。相手はあなたへの怒りに、ほかの怒りや不満をのせていることもあるのです。理不尽なほど怒られている、怒りが長すぎると感じたら、すべて自分のせいだと受け止めないで。一人で考えずに「こんなに怒らせちゃったんだけど、どう思う?」と第三者の意見を聞くのもいいでしょう。
怒りは決して悪い感情ではないので、自分が怒ったことについて落ち込んだり、自己嫌悪にならないことが大切。そして、自分が本当はどうしてほしかったのか、それが相手にできたかどうかを考えてみましょう。もしそれが簡単なことなら、なるべく具体的な方法として相手に伝えます。相手を責めるのではなく、「私はこう感じるから、こうしてほしい」と提案するような形で。爆発寸前までガマンせず、小さな”イヤ”のうちに伝えるのもコツ。
食事のお誘いなどを断る時は、秘密主義はご法度。「ちょっと用事が…」なんて口ごもると、行く気がないのだと勘違いされてしまいます。「今日は○○の用事があるの。残念!また誘って」と、いけない理由をはっきり示しながら、誘われてうれしいこと、できれば行きたいことを伝えて。また、頼まれごとを断る時は、相手に期待させすぎないよう、早めに返事を、。「この程度ならできるけど」と、条件によっては引き受けられると伝えるのも手です。
人を気軽に誘えないのは、「断られたらどうしよう」「嫌われているのかも」と臆病になっている証拠。傷つきたくない気持ちは誰にでもありますが、それにとらわれていると心がどんどん弱くなってしまいます。もし断られたとしても「忙しかったんだな」「ほかに用事があったのかも」と気持ちを切りかえること。「たくさん声をかけたから、一人くらい断られても大丈夫」と考えられる人こそ、おつき合い達人になれる人です。
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