横浜駅から電車で10分ほどの場所に位置する「戸塚」。ここ10年ほどで駅前開発が急速に進み、総合庁舎や複合商業施設へ駅から直結で行けるようになりました。駅から一歩離れれば、豊かな自然に囲まれた住宅街が広がっており、交通の便の良さも相まって、近年子育て世代の注目が集まっているエリアです。
【街の声】
「息子夫婦と同居するために、2年ほど前に越してきました。交通の利便性が高く、私たちのような高齢者には負担となるアップダウンの激しい道でも、バスのおかげで苦になりません。自然が多く、子育て支援も充実していて、孫にとってもいい環境。3世代で大満足の住み心地です」(60代・夫婦)
「駅前は栄えているのに都会のような煌びやかさがないので、部屋の窓から見える夜空は、駅近くとは思えないほどきれいです。駅まで川沿いを歩いて行けるのも気持ちがいいですね。家賃相場も横浜駅周辺より安く、食料品や日用品の安い店もたくさんあるので、経済的メリットも大きいです」(30代・女性)
写真:1日に11万人以上が利用するJR戸塚駅付近。駅前開発でグッと便利になりました。
JRと横浜市営地下鉄が乗り入れる戸塚駅の周辺には、駅直結型の大型スーパーやショッピングモール、総合庁舎など生活に必要な施設が充実している一方、駅から少し離れれば閑静な住宅街が広がり、自然も多く残っているため、駅周辺の利便性と静かな住環境が融合した理想的な街といえます。都市公園数は横浜市で2番目に多く、区内にある公園は大小合わせて170ヶ所以上。区内中央を流れる柏尾川沿いには約700本の桜並木も連なり、四季折々の自然の変化を身近に感じられます。駅前エリアは低地となっているのに対して住宅街は高台に、高低差のある地形。しかし、駅前から各方面へバスが出ているため、横浜特有ともいえる坂の多い地形の難点もカバーされています。
【街の声】
「40年近く住んでいますが、駅前が開発されてからは買い物がとても便利になりました。対して、住宅街は昔と変わらず静かな環境のまま。治安もいいので、安心して生活できます」(50代・男性)
「駅前に出れば一通りの物が揃うので、小さな子どもを連れていても買い物が楽です。家から歩いて行ける距離に自然に触れられる公園もあり、子どもの情操教育にもいい環境だと感じています」(20代・女性)
写真:約50本の路線が乗り入れる駅前のバスターミナル。坂の多い横浜では高齢者の足としても欠かせません。
JRの「東海道線」「横須賀線」「東京上野ライン」「湘南新宿ライン」「快速アクティー」「成田エクスプレス」が利用でき、横浜市営地下鉄ブルーラインも乗り入れているため、各方面へのアクセスは○。横浜まで約10分、東京や新宿にも40分前後で到着するので、通勤や通学にも便利です。また、下りは久里浜や熱海方面へと続き、鎌倉や逗子、江ノ島といった人気エリアもスピーディに行けるため、休日のレジャーも楽しみ方が広がります。駅前のバスターミナルには約50路線のバスが発着しており、その多くが5~10分ほどの間隔で運行。ただ、バスや車での移動は渋滞がしばしば発生するため時間が読めないことも。
【街の声】
「交通量は多いですね。少し奥へ入ると道幅の狭い場所も多く、渋滞回避で入り込んでくる車もいるので、危ないところも少なくないです。でも、バスはどの路線も始発駅なので、確実に座れるのは助かります」(40代・女性)
写真:西口にある駅直結の商業施設「トツカーナ」。雨の日も濡れずにショッピングを楽しめます。
再開発によって地域子育て支援の拠点が駅前に集まり、また、戸塚区総合庁舎内にも子育て情報を案内するコンシェルジュが常駐する子育て応援ルームがあるなど、街全体で子育てをサポートしてくれる環境が整っています。駅周辺には保育園も多い上、横浜市の取り組みもあって待機児童数は0人(平成29年4月)。学習塾などの教育関連事業も充実していています。近年のマンション増加で子育て世代の居住も増えたため、情報交換もしやすい環境のようです。
【街の声】
「子育て支援施設や総合庁舎、習い事教室や雨の日に遊ばせられる場所など、すべてが駅周辺に集まっていて便利です。夫婦とも実家が遠いのですが、子育て支援やイベントが豊富なので、安心して子育てできています」(20代・女性)
駅前の再開発がほぼ完了し、商業利便性の高い街に生まれ変わった戸塚。駅直結の複合商業施設や戸塚区総合庁舎、整備された駅前広場やバスターミナルなど、駅周辺の環境は格段に良くなり、東西を分断していた“開かずの踏切”もデッキやアンダーパスが完成して廃止となったため、これからは再開発事業の恩恵を本格的に受けるとともに、更なる発展が望めるでしょう。企業の工場跡地が分譲マンションになっていることから、今後もファミリーを中心とした居住者が増える見込み。トレンドはしばらく続きそうです。
写真:トツカーナモール地下1階にあるカフェ併設型の洋菓子店「カナール」は、地元民憩いの場。栗やさつまいも本来の味を生かし、良質のバターで焼きあげた戸塚の栗菓子「戸塚のいも畑」も。
東海道線なら横浜まで1駅ですが、新築マンションの平均価格は4,000万円台前半、平均坪単価は190万円前半と、千葉の松戸や横須賀中央などと同じくらいの価格で、横浜駅周辺よりも求めやすいです。駅前は近年大きく上昇していますが、駅から少し離れれば比較的リーズナブルな物件が揃っており、新築戸建てでも、駅から徒歩16分ほどのエリアなら3,000万円台~4,000万円台で購入できます。
写真:駅の傍を流れる柏尾川。川沿いの桜並木は江戸時代から名所として親しまれ、春には「戸塚桜まつり」が開催されます。
参照記事:https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1336/
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