網膜から入る朝の光は、脳の「セロトニン工場」にスイッチを入れてくれます。
「セロトニン」は「今日も1日頑張るぞ」という元気の源になる脳内物質で、朝から午前中に活発に生成されます。
朝日を浴びた瞬間から合成がスタートしますから、カーテンをあけたまま寝るのも一案。
目覚まし時計が鳴るころには、「セロトニン」が合成され始めているので、はつらつと一日が始められます。
一日の元気をくれる「セロトニン」は「よくかむ」ことで活性化されます。
そして脳はブドウ糖を栄養にしていますから、きちんと食べることで体に「一日の始まりですよ」ということを教えてあげられます。
朝ごはんを食べないと低血糖のために体温も上がらず、脳も体も寝たまま。
朝ごはんを毎日食べる子と食べない子の試験平均点は、20点も違うというデータもあります。
朝のメイクのために鏡の前に座ったら、しばしニッコリしてみましょう。
別に楽しくなくても、脳が「楽しい気分だ」と判断し明るい気持ちになれます。
また「苦しいときこそ笑ってつらさを緩和する」練習にもなります。
例えば、スポーツジムでトレーニングしているときに、「もう限界」というところまで追い込まれたら、鏡に向かって笑ってみるのです。
すると、不思議とラクになって、最後までやり遂げることができますよ。
朝のうちに今日やるべきことを重要な順に書き出し、目につくところにはってみましょう。
目標を設定するだけで「ドーパミン」が「よーし頑張るぞ」モードにしてくれ、やり終えて斜線で消すという行為は達成感を与えてくれます。
書かないと、なんとなく「今日はこれとあれをやろうかな」とあやふやで終わってしまいがち。
書き出すことで「やることを覚えておく」ための脳のスペースもあけることができます。
夕食時に家族が集まったら「今日あったいいこと、楽しかったこと」をひとつずつ報告しあうのがオススメ。
どうしてもヒトはつらかった、大変だったことを先に話したくなりますが、最初に「いいこと」を話すことで場が和み、笑顔が増え、つらい気分が薄まります。
話題になる「いいこと」を意識して探す習慣もつくでしょう。
「楽しいこと」日記やブログもいい習慣です。
楽しいことだけにフォーカスすると、つらいことに注意がいかなくなり、リラックスにもなります。
ソーシャルメディアならほかの人のコメントがつくのも楽しいもの。
ただし人の目に触れるものなので、ネガティブな内容は避けましょう。
いやなこと、つらいことを書くなら他人の目にふれない日記にし、「原因を振り返って反省し、教訓だけ記憶にとどめたらすっぱり忘れる」ために利用すると割りきって。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます