インテリアコーディネートのコツとは?

インテリアコーディネートのコツとは?
投稿日: 2017年10月25日 更新日: 2017年10月25日
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新居の購入と切っても切り離せないのが、家具の購入です。新築マンションの場合は、インテリアオプション会でインテリアコーディネーターがアドバイスしてくれることもありますが、戸建てや中古物件の場合は自力で考えなければならない場合がほとんどです。そこで、「どんな家具を買って、どこに配置したらいいのか分からない」という方のために、インテリアのプロである株式会社島忠の皆さんにお話を伺いました。

自宅の図面をもとに、部屋のサイズや雰囲気を反映した3Dパースを作成する

自宅の図面をもとに、部屋のサイズや雰囲気を反映した3Dパースを作成する

――新居を購入して、インテリアコーディネートでお悩みの方に、まず何をしたら良いか教えてください。

図面がある場合は、店舗までご持参いただくと商談がスムーズです。お客様からのヒアリング内容をもとにタブレットで3Dパースを作成します。

梁のでっぱりや窓の大きさ・高さも反映し、床の色も変えることができますので、実際に家具を置いたイメージに近い状態を再現することができます。売り場にあるほとんどの家具を、3Dパース上で設置できますし、カーテンの色もシミュレーションできますよ。

部屋のサイズを採寸しておけばスムーズに家具選びができる

部屋のサイズを採寸しておけばスムーズに家具選びができる

――図面がない場合は、どうしたら良いでしょう?

事前に部屋の寸法を測っていただければアドバイスできることがたくさんあるのですが、測らずにいらっしゃる方がほとんどです(笑)。ご自分で計測する場合は、メジャーの端と端を持って、2人1組で測るようにしましょう。最近はデッドスペース対策として隙間家具を買う方も増えていますが、廻縁(壁と天井の繋ぎ目に設置する部材のこと)や巾木(壁と床の繋ぎ目に設置する部材のこと)の寸法を考慮し忘れてしまうと入らないケースがありますので注意して下さい。

また、新築マンションを購入された場合ですと、まだ建物が完成していないかもしれません。大抵、図面があると思いますが、図面上の寸法は壁芯で面積を出しているケースが多く、壁や巾木の厚みは考慮されていないことが多いでしょう。内覧時に寸法を測り、最終確認をすることが大切です。

――自分で採寸する自信がない場合は、プロにお願いすることもできますか?

我々がご自宅に訪問して寸法を測ることもできます。特にマンションの場合は、梁の高さによって壁際に置ける家具の高さが決まります。お伺いすれば、搬入経路の確認もできますよね。また、最近は耐震対策でキッチンやリビングに床から天井までの壁一面に家具を設置する壁面収納を選ばれる方が増えています。壁面収納を設置する際は家具の高さが天井付近までとなるため、壁面収納の転倒防止の目的でつっぱり棒を設置するため、事前に採寸をさせていただくケースも多いですね。

家具の買い替えや買い足しを検討するなら「シマホAR」アプリをチェック

家具の買い替えや買い足しを検討するなら「シマホAR」アプリをチェック

――自宅で家具のコーディネートができるアプリ「シマホAR」について教えてください。

こちらのアプリは、ソファやベッド、テーブルなどを買い替えたい方、買い足したい方にお薦めしています。店頭でお気に入りの商品を見つけたものの、お住まいの部屋にマッチするのか不安な方が多いと思います。天井が高い店頭で見た時よりも、ご自宅に置いた家具は大きく感じがち。いざ届いた時に「イメージと違った」とならないよう、1度店頭で商品を品定めした後に、検討ツールとして使っていただきたいですね。「ベッドをどこに配置しよう?」といったイメージを具現化するのに役立ててください。

実物を目で見て、触れてお気に入りの家具を見つけてほしい

――最近は通信販売で家具を購入する方も増えています。安価な家具も購入しやすくなっていますね。

安価な家具の中には、組み立て式の商品も多いと思います。学生さんの一人暮らしや新生活を始めたばかりの方など、気軽に購入しやすく重宝していることと思いますが、組み立てやすいように設計されているため、強度としては十分ではない場合もあります。工場で事前に組み立てられた商品には敵いません。マイホームに合わせて長く愛用できる家具を購入したいということであれば、きちんと作られた家具を購入していただきたいですね。

――店頭で購入するメリットは、どんなところですか?

インテリアに関する知識が豊富なスタッフのアドバイスを受けながら商品を選べるのは店頭ならではです。

「無垢材が気になるけれども、湿気に強い樹種は?」「自宅の床の色にはどんな家具が合う?」など、疑問をどんどんぶつけてください。

また、ホームページなどのインターネットサイトには商品のスペックしか掲載されておりませんので、座り心地や寝心地、触り心地は実際に見て、触れていただかないと分かりません。特にベッドは、実際に横になってみて購入を決める方がほとんどです。末永く愛用できる家具を、納得した上で選んでいただきたいですね。

執筆者プロフィール

斎藤若菜 住宅ライター
ラジオパーソナリティを経てフリーライターに。住宅・インテリア・不動産分野を中心として、介護・グルメ・トラベルなどのジャンルでも執筆。リフォームや注文住宅関連の住宅情報誌をはじめ、雑誌、書籍、新聞、インターネットなどのさまざまな媒体で取材・執筆を手掛けている。ARUHIマガジンでは、「住宅購入者ストーリー」などを担当中。

【参照記事】https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1142/


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