秋の味覚を代表する魚、さんま。9~10月が旬で、秋に獲れる刀のような形をした魚なので、漢字で「秋刀魚」と書くと考えられています。北太平洋に広く生息し、日本近海だけでなく、アメリカ大陸沿岸のアラスカからメキシコまでの海域に分布しています。日本近海では太平洋側が多いですが、日本海側でも獲れます。回遊魚のさんまは、黒潮や対馬海流の暖流域で産卵・不可し、成魚になると秋に産卵のために南下します。
脂肪分が多くておいしいさんまは塩焼きの他、刺身、煮物、蒲焼き、炊き込みごはんなど、様々な料理で楽しむことができます。
今回は、塩焼きに添えて一緒に楽しむことの多いすだちを組み合わせた、混ぜ寿司のレシピをご紹介します。
すだちの旬はさんまと同じくらいの時期で、8~10月頃、露地物が出回ります。なかでも最盛期の9月に出荷されるすだちは味・香りともに非常によいと言われます。酸味のある果汁だけでなく、スッキリとした爽やかな香りが楽しめる果皮も使うことができ、まるごとおいしくいただける柑橘類です。
そんな旬のさんまとすだちはおいしい組み合わせであるだけでなく、夏にダメージを受けた肌や、これから乾燥し始める季節の美肌対策に役立つ成分が多く含まれています。
さんまの脂には必須脂肪酸のオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。オメガ3系脂肪酸は身体によいだけでなく、乾燥肌対策にも役立つと言われています。
すだちは果皮・果汁ともにビタミンCが豊富で、果皮にはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンCとEは抗酸化作用があり、シミ・ソバカス、老化を防いでくれます。ビタミンCはコラーゲン合成時に働いて、ハリのある肌作りに役立ち、さんまからはコラーゲンの材料になる良質なタンパク質も摂れるので、一緒においしく食べて美肌に役立ていきたいですね。
材料
(2人分)
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さんま
:1尾
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すだち
:2個
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青じそ
:4枚
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みょうが
:1個
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いりごま
:小さじ1
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<酢飯>
:
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米
:1合
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酢
:大さじ1と1/2
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砂糖
:小さじ2
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塩
:小さじ1/3
手順1
米は硬めに炊き上げる。酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて、熱いうちに混ぜてうちわなどで冷ます。
手順2
さんまはグリルで焼いて頭、骨、内臓を除いて、身をほぐす。すだちは1個を薄い輪切りにし、残り1個は果汁を絞り、果皮をすりおろす。青じそは千切りにし、みょうがは輪切りにする。
手順3
1に2のさんま、すだち果汁、果皮、青じそ、みょうが、ごまを混ぜてお皿に盛り、上に輪切りのすだちを散らして完成。
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