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住宅ローンを組むことで、“理想の自分”に近づくための家が手に入る――はあちゅうさんインタビュー

住宅ローンを組むことで、“理想の自分”に近づくための家が手に入る――はあちゅうさんインタビュー
投稿日: 2017年8月2日 更新日: 2017年8月2日
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ARUHIマガジンは“あなたの「住生活」を応援する”をコンセプトに、家探し...
現在、都内で2拠点生活をする作家・ブロガーのはあちゅうさん。幼少期の海外在住経験や留学経験の他、名古屋に配属された会社員時代など、東京に限らずさまざまな場所に住んでこられていました。いろいろな暮らしの中から、住まいに対してこだわりや理想が見えてきたというはあちゅうさん。現在の暮らしや物件へのこだわりを伺いました。

「買い物は99%ネット」。東京の真ん中に住む利便性とは

「買い物は99%ネット」。東京の真ん中に住む利便性とは

――現在の住まいについて教えてください。

はあちゅうさん(以下、はあちゅう):今は、実家から40分くらいの場所に恋人と暮らす家を借りていて、都内に2つの拠点があるような状態です。ほとんどは彼との家で過ごしていて、母のいる実家には10日に1回くらいのペースで帰っています。仕事のスケジュールに合わせてどこに帰るか決めるときもありますね。

――都内に2拠点あると、すごく便利そうですね。

はあちゅう:そうですね。実家では母が家事すべてをしてくれていたので、彼との暮らしでそのありがたみに気づけたり、親子の距離を置けたことで母をますます大事に思えるようになったりというメリットもあります。

――恋人と住んでいる家は、どのような基準で選ばれたんですか?

はあちゅう:仕事にも行きやすく利便性の高い東京のど真ん中にあることを条件に探しました。子どもができたら心境の変化があるかもしれないので、独身のうちに“家を出たらすぐに街がある”という環境に自分を置いてみたいと思ったんです。

――都心に住むと、買い物する場所が少なく不便だといったことはないですか?

はあちゅう:今は短時間で生鮮食品や飲食店のメニューを配達してくれるネット経由のサービスが整っていますよね。なので、近くにスーパーがなくても生活に困ることはありません。家選びのときにネット宅配サービスの配達圏内であることも条件に入れていたので、買い物は99%ネットです。

――それは快適ですね。ほかに都心に住んで感じた魅力はありますか?

はあちゅう:周りは仕事や自分に忙しい人ばかりなので、いい意味で他人と距離があるんです。それでも、物理的な距離が近ければ、なにかあればすぐ集まれるのはメリットだと感じます。また、東京には自分と近い生き方のロールモデルになる存在がたくさんいるのがおもしろいですね。私は新しいもの好きでミーハーな人と気が合うので、そういうタイプが多いのも東京の魅力だと思います。

家探しの条件は“理想の自分”に近づけること

家探しの条件は“理想の自分”に近づけること

――これまで何度か引っ越しをされてきたかと思いますが、「引っ越したい」と思うのはどんなときですか?

はあちゅう:人生が変化するときです。東京へ引っ越してきたとき、私はちょうどフリーランスとして働きはじめたころで、親も離婚したタイミングだったんです。環境が変わると生活スタイルも変わるし、生活が変わると人生も変わります。そうすると「理想の自分像」も変わるので、理想の自分に近づくための家に住みたいと思うのかも。彼との家を探していたときは、仕事もプライベートでもフットワークが軽くすぐに動ける自分が理想だったので、まさにその理想が「東京の中心に住む」という形になったのだと思います。

――東京の真ん中なら、フットワークが軽くなれそうですね。

はあちゅう:移動時間はもちろん、たとえば仕事後に一度帰宅してからまた出かけたいときにもタイムロスがなくなったので、仕事の量や自由に使える時間が増えました。深夜に食事できる場所が周りにたくさんあるというのも生活スタイルに合っています。

――そのほか、家探しの際に譲れない条件はありますか?

はあちゅう:日当りのいいことと、水場が気持ちいいことです。お風呂に窓があるとか、広くて明るいとか、湿気がなくて開放感があることは譲れません。また、なかなか一目惚れするような物件は少ないので、気にいった家は少しくらい家賃が高くても、交渉するなり頑張るなりして住みたいなって思います。条件的には問題ないけれど、なんとなく居心地が悪いとか、部屋との相性ってあると思うので、直感的にしっくりくることは大事ですね。

ただ貯めるだけよりも、お金の出入りのあったほうがいい

ただ貯めるだけよりも、お金の出入りのあったほうがいい

――これまでに賃貸ではなく、「家を買う」という選択肢を考えたことはありましたか?

はあちゅう:住宅ローンを組んでマンションの一室を購入したことはあります。

――そうだったんですね。若いうちに住宅ローンを組むことに抵抗はありませんでしたか?

はあちゅう:いえ、自分の口座に貯めているだけよりも、お金の出入りのあるほうがいいんじゃないかと思いました。なので、とくに抵抗や不安はありませんでしたね。

――たとえば、現金と住宅ローンならば、どちらで購入するほうがいいと思いますか?

はあちゅう:現金ならば、自分が今買える範囲で考えることになりますよね。でも、住宅ローンを組めば、手持ちの金額のスケールにとらわれずに自分が本当に住みたい家を考えることができます。理想の自分像に近づけたいことを考えると、私はローンで払ったほうがいいと思います。また、手元のお金以上の金額を回していくことで、お金が循環して将来的に大きくなって返ってくる気がします。すごく感覚的で、あまりロジカルな理由ではないんですが(笑)

――なるほど。では、将来的にまた家を購入することも視野に入れているのでしょうか?

はあちゅう:親が住む家は買ってもいいのかなと思っています。母は安定したいタイプだと思うので、「ここに住みたい」と思える家が見つかったとき、買ってあげたら喜んでくれるかなって。私自身は、今はとにかく身軽でいたいので、とりあえず数年間はないですね。ただ、素敵な家にお邪魔すると「こういう風にカスタマイズしたいな」って思うことはあるので、ゆくゆくは考えるかもしれないです。

――将来、住んでみたい家について教えてください。

はあちゅう:お風呂とキッチンが広くて、お手洗いと洗面ボウルが2つずつある家がいいですね。いくつになっても水回りが気持ちいいことは譲れません(笑)。地震がきたら警報が鳴るとか、いざというときのセキュリティ対策がしっかりしているところもはずせないですね。あとは、自分の書斎は絶対にほしいです! 彼との家には書斎がなくて、今はキッチンの隅っこのほうでカタカタって仕事してるので(笑)。あまり先のことを想像するのが得意ではないので、将来の自分がどうなっているのかはわからないです。ただ、そのときに住んでいる家が自分がなりたい姿を表しているのだろうなと思いますね。

(取材・記事執筆:プレスラボ)

【引用元記事】https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1184/


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