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上手なお金の貯め方・運用の仕方はどうしたらいいの?

上手なお金の貯め方・運用の仕方はどうしたらいいの?
投稿日: 2017年7月27日 更新日: 2017年7月28日
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ARUHIマガジンは“あなたの「住生活」を応援する”をコンセプトに、家探し...
上手にお金を貯めたいと思っているものの、賢いお金の貯め方や運用の仕方がわかりません。私にもできるお金を貯める方法を教えてください。(20代後半/女性/会社員)

「お金を貯めたい」というご相談をいただくことはとても多いのですが、私がお伝えする方法はいつだってシンプルです。シンプルすぎて、相談にいらっしゃるお客さまはみなさん驚かれます。ですが、確実に結果が出る方法なので、相談が終わる頃には目をキラキラさせて「お金を貯めたらやりたいこと」を嬉しそうに話してくださいます。
お金を貯めるために必要なのは、これからお伝えする、たったひとつの習慣を身につけることだけです。しかもとてもシンプルな習慣です。この習慣さえ身につけてしまえば、お金を貯めることは難しいことではありません。すごく簡単なことです。

何のために、いくら、いつまでに貯めますか?

あなたは何のためにお金を貯めようと考えていますか? まず必要なのはお金を貯める“目的”を決めること。そして、いつまでにいくら貯めるかを決めることです。
「何のために」「いくら」「いつまでに」貯めるのか、この3つを決めることを習慣づけてしまえば、お金は貯められます。私が知る限り、お金を貯められない人のほとんどは、この3つを決めずに、ただ何となく「お金を貯めたい」と思っているだけなので、入ってくるお金をつい使ってしまうのです。
たとえば、「ブランド品がほしい」「海外旅行に行きたい」「ちょっと高級な家具がほしい」「趣味のスクールに通いたい」「結婚資金を貯めたい」など、目的は何でもいいのです。
目的が決まったら、「いつまでに」「いくら」貯めるのか、期間と金額を決めます。
期間と金額が決まれは、毎月の積立金額も決まります。たとえば24万円の品物を2年後に手に入れる計画なら、24万円÷24ヶ月=1万円、毎月1万円を積み立ていくことになります。ただし、毎月の積立金額を欲張りすぎて、家計にとって過度な負担になるのであれば、期間を延ばして、毎月の積立額を減額するなどの対策が必要となります。

ただし、毎月の積立金額を欲張りすぎて、家計にとって過度な負担になるのであれば、期間を延ばして、毎月の積立額を減額するなどの対策が必要となります。
そして一点心に決めておかないといけないことがあります。それは、積み立てたお金は「絶対に目的以外には使わない」ということです。できれば、専用の口座を作っておいて、給与があなたの口座に入ると同時に、その口座で積み立てるようにしておくとよいでしょう。

積立金額を決めたら、運用方法を決める

毎月の積立金額を決めたら、次に運用方法を決めます。ご自身と相性の良い方法でお金を貯めるシステムを作るのです。
短期間(5年間くらいまで)で積み立てるのであれば、元本割れのない、普通預金や定期預金にしておけばいいでしょう。現在、利息はほとんどつきませんが、預金口座に入れておくことで、目的以外に使うことが防止できます。
中長期(少なくても5年間以上、できれば15年間から20年間以上)の積立期間の場合は、普通預金や定期預金のほかに、個人向け国債、株式や債券投資、投資信託や保険商品といった金融商品で運用をすることも考えられます。
ただし、これらの金融商品のほとんどは、元本保証がありません。中長期で考えれば、定期預金以上の利率が期待できますが、運用結果が積立金額より下回ってしまう可能性もあります。元本保証のない金融商品で運用をするのであれば、家計の収支に影響を及ぼさない範囲内にしておきましょう。また元本保証がされている商品と組み合わせて運用をしていくことが大切です。

お金をコントロールする習慣を身につけましょう

お金を貯める目標や方法を決めておかないと、財布に入ってきたお金はすぐに財布から出ていきます。この状態はいわゆる「浪費」の状態です。川の水が上流から下流に流れていくように、お金はあなたの財布の中を通って出ていくだけの状態です。
お金を使う目的を決めて、お金を貯めていく。この習慣を身につけておけば、将来、老後の生活が心配になった時でも、計画的にお金を貯めることができるはずです。
お金を貯める習慣は、お金をコントロールする習慣でもあります。今回ご紹介したシンプルな習慣を身につけて、お金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールしながら豊かな人生を楽しんでください。

執筆者プロフィール

牧野寿和 ファイナンシャル・プランナー
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP(R)認定者
「人生の添乗員(R)」を名乗り、住宅取得計画やローンプラン、相続などの相談業務の他、不動産投資、賃貸経営のアドバイスも行っている。著書に「銀行も不動産屋も絶対教えてくれない! 頭金ゼロでムリなく家を買う方法」(河出書房新社)がある。

【引用元記事】https://magazine.aruhi-corp.co.jp/00000573/


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