まず、夏の夜の睡眠について聞いたところ、エアコンを使用しても「暑くてなかなか寝つけないことがある」人は61.3%、「夜中に途中で起きてしまう」人は61.2%と、いずれも6割以上にのぼる結果になった。エアコンを使用しても暑さを感じて快眠につながっておらず、よりよいエアコンの使い方ができていない可能性が考えられる。
また、夏場に寝るときにどのようにエアコンを使っているか聞いたところ、「一晩中つけっぱなし派」は23.5%、「タイマー(切り/入り)派」は53.1%となり、「タイマー派」が「つけっぱなし派」の2倍で、主流であることが分かった。しかし、いずれの使い方をしても「暑くて寝苦しい」経験をした人は過半数以上いることも分かった。
特に主流のタイマー派では「暑くてなかなか寝つけない」65.9%、「暑くて夜中に起きてしまう」64.0%と寝苦しさを経験している結果に。また、温度を調節することにより快眠を得ようとする人のほうが多く、快眠のために湿度コントロールに注意している人はまだまだ少ないという結果も出ている。
睡眠とエアコンの使い方の関係について研究している奈良女子大学の久保博子教授は、夏、快適に眠るためには入眠(眠り始め)に『湿度』をコントロールすることが重要と提言している。入眠直後は、深いノンレム睡眠が比較的永く持続して現れるため、入眠直後に深い眠りに入ると快適な睡眠が取れるのだ。
【引用元記事】https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-1116/
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