『阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター』のHPには、減災グッツのチェックリストがのっていました。
災害時、被災地に救援物資が届くまでの3日間程度を自足してしのぐため、「1次」「2次」の2つの段階での備えがリストにしてあり、分かりやすいです。
http://www.dri.ne.jp/wordpress/wp-content/uploads/bousai_goods.pdf
我が家でも、まずは1次の備え。緊急時、とっさに持ちだせる”非常持ち出し用リュック”の中身を、見直しました!
うちでは、家族が一人一人、自分で自分の持ち出しリュックを用意しています。
特に子どものリュックは、あれもこれも。と入れると、どんどん重くなり、逃げる事がおろそかになってしまいます。緊急時に一番大切なのは、自分の命を守る事!
必要な物は大人のリュックに分散して入れる事も考え、子どもには、
・自分で背負って走れる重さ
・緊急の時、本当に大切なもの
をよく考えながら、リュックに入れようね。と伝えています。
今、娘がリュックに入れているものは、
水・カロリーメイト・レイングッズ・バンドエイド・温熱シートそして、最後に小さなぬいぐるみ。
娘は普段からごっこ遊びが好きで、不安な時は、ぬいぐるみを抱っこしながら寝ます。そこで、緊急避難した場所でも、ぬいぐるみがあれば、自分は安心だ。と思っている様です。
子ども自身が日頃から、”どんな事をすれば、自分は落ち着くのか”を改めて考えておくのも、”備え”という意味では、大切な事かもしれませんね。
持ち出しリュックは、子どもでもすぐ取り出せる様に、寝室のベッドと窓の隙間に置いてあります。そのため、先日の九州の豪雨のニュースを見た後、娘は自分でリュックの中身を見直していました。
それも、子どもの中で”自分で自分のリュックを作る!”という意識があっての事かもしれません。
次は”2次の備え”。これは、ライフラインが途絶え、助けが来なかった時、家ですごす(もしくは、避難所などで3日~1週間程度過ごす)ための備えです。
水や電気が使えない事を考え、我が家では簡易トイレやランタン、予備の電池やウエットティッシュなどの生活用品や、水も5年保存可能なものを、家族の人数×1週間分用意しています。
その中でも私が特に大切だと思っているは、”食”の備え。
阪神淡路大震災の被災時、実家ではカセットコンロが大活躍で、家に残っていた食材で母が作ってくれた温かい食べ物が、大学生の私にとっても、何より心の安心につながったからです。
非常時の保存食といえば、乾パン、アルファ米などですが、カセットコンロとボンベと水さえあれば、特別値段の高い保存食を用意していなくても、大丈夫だと思います。
我が家では、普段から家族が好きで、食べなれたレトルト食品、缶詰、乾物などを組み合わせ、1週間分の食糧を備蓄しています。主な保管場所は、廊下納戸の棚の中。
ざっくりと種類ごとに分け、半透明のケースに入れているので家族の目に付きやすいです。休日のランチなどには、ここからめいめいが食べたい物を取りだし、食べる→また補充する仕組にしています。
今回の見直しでは、賞味期限が切れている食品がないか、チェックしました!
また、家族でキャンプなどに行く時には、備蓄している食品を工夫して、ごはんを作ったりもします。
そんな時、活躍するのが”パッククッキング”というポリ袋調理法。
高密度ポリエチレンの袋に入れた食材を、カセットコンロで温めたお湯でボイルするのですが、出来た物をビニール袋に入れたまま、お皿に広げられるので、洗い物がほとんど出ないんです!
”パッククッキング”と検索すると、沢山メニューが出て来ます。我が家は今週末、たまたま夏キャンプに行くので、今、子どもと一緒にメニュー選びを楽しんでいます♪
こんな風に、日頃から食べなれた食材を使って、非常時の食事づくりにも慣れておくと、いざ。という時、困らない様な気がします。
これは我が家の例ですが、『阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター』に行かれると、みなさんもご自分のご家庭にあった減災対策のヒントが見つかるかもしれませんね!
防災・減災対策というと堅苦しいですが、うちの様に楽しみながら家族を巻きこみ、出来る事から行動すると、災害に対する漠然とした不安が減りますよ!
「災害の時、家族にとって大切な事は何か?」と家族で色々話合ってみるのも、意外な意見が出てきたりして結構楽しいです♪ぜひみなさんも、ご家族でおうち防災やってみてくださいね!
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