タオルをふわふわに洗うためには、いつもの洗濯にひと手間かけてみましょう。ちょっとした工夫で、ふわふわの肌ざわりを取り戻すことができるんです。
石鹸カスが残りやすい粉洗剤を使うときは、事前に水と洗剤をかく拌して使いましょう。タオルを入れる前に洗濯機に洗剤を入れて混ぜておきます。時間がないときは、石鹸カスができにくい液体洗剤がおすすめです。
パイルのダメージを防ぐために、洗濯機の自動プログラムや洗濯物の量などに注意しましょう。
・洗濯物は詰め込みすぎず、洗濯槽に少し余裕をもたせて入れる
・洗剤と柔軟剤は水位に対して規定量を守り、入れすぎに注意する
・洗濯機の洗浄と脱水時間は変更せずに自動プログラム通り行う
タオルを干すときはパイルが起きるように、上から下へパンパンと振り下ろすようにタオルを大きく振ります。干す前にパイルを起こすと、乾燥後に大きな差が出ます。
タオルをうっすら湿った状態になるまで干したら、仕上げに乾燥機を使いましょう。60℃で10分程度乾燥機にかけると、パイルが空気を含むので立ちあがり、ふわふわの仕上がりになります。乾かしながら空気を含ませることができるので、乾燥のしすぎも防げます。
脱水直後に乾燥機に入れると乾くまでに時間がかかり、生地を傷める恐れがあります。また、タオルが完全に乾いた状態で乾燥機に入れてしまうと、乾燥のしすぎで生地が硬くなってしまう恐れがあるので注意しましょう。
宅配ネットクリ−ニング「リネット」のクリーニング師。大学卒業後、クリーニング会社に就職、独学でクリーニングの研究を続け、0から叩き上げで工場長に就任。2014年に、12年を超える豊富なクリーニング現場経験から、宅配ネットクリーニング「リネット」を運営するホワイトプラスにスカウトされ、同社品質責任者に就任。現在はリネット専門工場の品質向上のため、厳しい指導にあたる。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます