日本国内における分譲マンションの最高販売価格は、バブル末期の1993年に竣工された「ドムス南麻布」であると言われています。
分譲時の平均価格は18億8,930万円、史上最高値が付いた部屋はなんと27億5,250万円!
このマンションは株式会社ドムスが企画した高級マンションシリーズのひとつです。
「ドムス西麻布」「ドムス青山」など、1979年から1993年の間に20棟が建てられました。
その中でも最高値のついた「ドムス南麻布」はドムスシリーズの集大成と言われています。
建物は5階建てで総戸数は15戸、敷地面積は1,854㎡。専有面積の平均は123㎡、天井高は約3mと広々としています。
内装材には一枚板のメープル材や大理石などの贅沢な素材を使用。和室にはヒノキを使い、宮大工などの職人が塗装を行っています。
キッチンはドイツ・ジーマティック社製、浴槽はフランス・ジャコブドラフォン社製、シャンデリアなどの照明器具はフランス・バカラ社製のものを使用するなど、それぞれ世界的に有名なメーカーのものを取り寄せ、年月がたっても劣化しないよう細部までこだわり抜いて設計されています。
館内には住人専用の室内プールや屋外ジャグジー、アスレチックジムを完備し、なんと専任のインストラクターまでいます。
もちろん24時間常駐の管理人がいるため、セキュリティも万全です。
そんな「ドムス南麻布」の最近の販売価格は、3LDKで3億5,000万円(2015年10月時点)。
このように時間がたっても価値のあるマンションは「ヴィンテージマンション」と呼ばれます。
年代もののワインのように古くなっても価値が下がらないのは、ただ贅沢というだけではなく、管理・メンテナンスが行き届いているからです。
バブル時代を象徴するような史上最高値を記録した「ドムス南麻布」も、ただ値段が高かったというだけではなく、今でも価値のあるヴィンテージマンションのひとつとして、その名前を歴史に刻んでいます。
(※写真はイメージです)
【引用元記事】
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/00000100/
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