ペンのインクには油性、水性、不溶性の3種類があります。シミ抜きの難易度は、油性、水性、不溶性の順に上がっていきます。
【用意するもの】
・消毒用エタノール
・白布2枚
【手順】
1、シミの部分に白布をぴったりくっつけます
2、シミの裏側からエタノールを少しずつたらし、2枚目の白布で叩いてインクを上下の布に色を移します
3、一通り色を移し終わったら水洗いして完了です
【用意するもの】
・中性洗剤(台所用洗剤など)
・酸素系漂白剤
・ぬるま湯
【手順】
1、中性洗剤をシミ抜きする箇所につけ、「もみ洗い→ぬるま湯すすぎ」を繰り返します
2、「これ以上は薄くならない」と判断したら、薄めた漂白剤にしばらく浸け置きします
3、水洗いして完了です
「ゲルインク」を使ったボールペンは、水にも油にも溶けない不溶性。これでついたシミは、エタノールや中性洗剤ではびくともしません。専門店にお願いすることをおすすめします。
ただし、ゲルインクは普通のクリーニング店では落とせないこともあるようなので、シミ抜きに定評のある専門店を探す必要がある場合も…
1、色柄物は色落ちテストを忘れずに。
2、酸素系漂白剤は必ず薄める。原液は強酸性なので色柄物は色落ち、白い生地は黄ばみのリスクがあります。
3、水洗いできない生地は手順6.ができないので専門店へ。
4、インクの種類がわからない場合、方法を間違えるとシミが広がったり生地にダメージが残ることがあります。
5、市販のシミ抜き剤は油性成分を落とす効果が強いので輪ジミができてしまうことも。
6、着物、皮革製品やダウンジャケットなどは、上記方法でのシミ抜きは厳禁。
普段使うのは落としやすい油性ペンか。ポケットにペン先むき出しの状態で挿してないか。子どもの手の届く場所にペンを置いていないか。そんなちょっとした注意でペンのシミを防ぐことができます。シミ抜き方法とともに押さえておきましょう。
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出典元:東京ガス「ウチコト」
http://tg-uchi.jp/topics/930
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