色々なご家庭の『子供と猫』の関わりを見ていると、どうやら猫は『たまにしか会わない子供』との相性が合わないようで、親戚や友人、祖父母の家の猫と子供はうまくいかない、という話をよく耳にします。
親戚や友人、祖父母の家に小さな子供がいないのであれば、猫は子供に慣れていません。
急にやって来た見たこともない、かなり近い距離に来たり、無遠慮に撫でたり、高い声を出す『小さい人間』にビックリしてしまい、子供に対して『怖い!』という印象を持ってしまうのでしょう。
一度子供が『怖いもの』『嫌なもの』だと感じると猫はずっと子供に対して『嫌なもの』という印象を持ち続けます。
そのため猫は子供に近づかなくなり『猫と子供の相性が悪い』と言われるようになったのかもしれませんね。
しかし、家族として子供が赤ちゃんの頃から一緒にいる猫は子供にたいして優しく、子供ともいい関係を築いている猫は少なくありません。
猫も赤ちゃんの頃から『子供』のことを知っていて、どんどん大きくなる子供を家族としてしっかりと見ています。
そのため、猫自身もある程度子供に対しての耐性がついているのでしょう。
子供のことも『家族』として認識し、大切にしつつ兄弟や親子のように愛をもって接することが多いようです
◆逃げ場所を作ってあげる
どんなに子供と猫が仲良しでも猫にだって一人になりたい時間はあります。
人間だって一人でぼーっとしたい時があるのですから当然かもしれませんね。
猫はもともと一人で行動することが好きな動物です。飼い主さんや子供と離れて眠ったり、好きなように時間を過ごしたいという気持ちは人間よりも強く持っているはずです。
大人ならその気持ちを理解して猫を一人弟好きにさせてあげることもできますが、ちいさな子供には『猫の気持ちを理解してほっておいてあげる』ことはできません。
大人と猫のように猫の気持ちを考えて行動できるまでは猫に『子供がこない逃げ場所』を用意してあげましょう。
猫が子供と離れたい、と思ったときに離れることができる環境を作るだけで、猫のストレスは少なくなりますよ♪
◆猫との時間も大切に
子供が小さいとどうしても子供が優先になってしまい、猫は後回しになります。
もちろんそれは仕方ないことで、猫にも我慢はしてもらはなくてはなりません。
しかし、ずっと我慢させ続けていては猫は子供に嫉妬心を抱いてしまう可能性があります。
猫が子供に嫉妬してしまうと、いい関係ではいられなくなってしまうでしょう。
育児に家事に、もしかしたら仕事に…。バタバタと忙しいかもしれませんが、子供が寝てからちょっとだけでも構わないので、猫を甘やかす時間を作ってあげましょう。
子供がいなかった時代のように猫に接し、猫のこともちゃんと『大好き』だと教えてあげてください。
猫も心が満たされていれば子供に優しく接することができ、いい関係を築きやすくなるはずです。
◆子供にも猫との接し方を教える
0歳から1歳半くらいまでの子供には言っても仕方ないかもしれませんが、自我が芽生え、善悪の区別がつくようになってきたタイミングで、子供にも『猫との接し方』や『猫のお世話の仕方』を積極的に教えていきましょう。
どうやって撫でれば猫が喜ぶのか、何をしたら猫がいやがるのかなどを教えることで、子供自身の成長にも繋がります。
猫のお世話を一緒にしてもらうことで、子供にも『命』を教えるきっかけにもなるでしょう。
小さいお子さんがいるかたは、ぜひ試してみてくださいね。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます