浴光育芽中のジャガイモの芽です。
浴光育芽は種イモを植えつける前の3~4週間で行う作業で、元気な芽を均等に育てるための作業です。光に当てて芽を大きく育てるのではなく、光を当てることで太く短い健康な芽を育てることが目的です。できるだけ生育を揃えたいので、上下の向きを変えて均等に光に当てるようにします。
我が家では、日中の暖かい時間は戸外に出して光を当てています。2月の今はまだ寒いので夜間は室内に入れています。その後、植えつける日の3~4日前に種イモをできるだけ芽の数が均等になるように1つが30~40gの重さになるように切り分けます。その後、切り口が乾いた3~4日後に切り口を下にして植えつけます。(切った際に草木灰や石灰をつける方法もありますが我が家では使わず、切り口には他に何もつけずにしっかり乾燥させてかさぶた状になったものを畑に植えつけます。
プランター栽培の場合は10号鉢や肥料や土などの空き袋程度の大きさのものには1株、深さが20cm以上の野菜用の大型プランター程度の大きさの容器なら2株育てられます。植えつけ後は芽かき、追肥、土寄せ・・等の作業がありますが、その時期がきましたらまた生育の様子を撮影して投稿したいと思います☆
昨年の5月に撮影したシャドークィーンの花です。ジャガイモは花のあとに実が必ずできるのではなく、特に温暖地で実が見られるのは珍しいことです。中温・長日などの条件で見られることがあるようですがこの実は食べる部分ではなくタネなので食べる目的で栽培している場合はつかなくてもよいのです。
ジャガイモとして食べている部分は見えない地面の下でスクスク育ってくれた部分です。花も必ず咲いてから収穫を迎えるわけではなく、咲かないものでも育ったお芋を収穫できるので心配は不要です。開花したものはナス科らしい可愛いお花を見て楽しみましょう。
梅雨入り前、2~3日晴天続きの後、当日も晴天の日を選んで地面を掘ってお芋=地下茎の先端が肥大したものを収穫します。お芋は地下茎なのですが、根菜類に分類されています。
花のあとにつくミニトマトのような実が育ってジャガイモになるのではなく、地下茎を育てて美味しく食べているのですね(^o^)
油で揚げてもちゃんと紫色のコロッケができあがりました\(^o^)/
普通の色のポテトサラダとシャドークィーンの紫色のポテトサラダもできました♪この2皿は昨年、一緒に収穫を楽しんだ際、友人が作ってくれたものです♪♡
ポテトサラダも紫色でお皿が華やかになりました♪
ですが、このきれいな紫色のお料理を作るのにはアントシアニンの酸やアルカリによる変色に注意が必要です。
お酢が大好きな私は以前にスープを作って、ウッカリお酢を加えてしまい、とても不味そうなグレーのスープを作ってしまいました。美味しかったのですが、その色では素直に美味しい気持ちになれませんでした。(+o+)
アルカリに傾いても緑色っぽくなってしまうようです。きれいな色を期待してワクワク気分で作ったのに悲しい色になってしまうとかなりショックで笑えません(^_^;)
お料理の時はお酢やレモンなどの酸、重曹その他のアルカリにご注意、変色を避けましょう☆
でも・・変色具合をご覧になりたい方は、そのビックリな色をいろいろお試しになるのも楽しいかもしれません(^J^)
#kurashinista #Solanum tuberosum #potato
ジャガイモの芽にはソラニンという毒があり、お芋の緑色の部分も有毒です。気をつけましょう☆お好みの品種を選んで大切に育てたジャガイモなのに、有毒部位や適切な保存方法を知らずに健康を害しては大変です。
農林水産省【知識があればこわくない!天然毒素】
のリンクです。 ⇓
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin.html
また、ジャガイモの保存方法でソラニンの他にも注意点があるようです。以下、農林水産省のページのリンクを貼りそのページから一部抜粋いたしましたが、全文を載せられませんので誠にお手数で恐縮ですがリンクをご確認され、皆さま安全でいてくださいますようお願いいたします☆☆☆
⇓
・・・・ジャガイモに含まれる糖とアミノ酸が反応して、発がん性を持つと考えられているアクリルアミドという化学物質ができます。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/acrylamide.html
食品に含まれているアクリルアミド
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
せっかく収穫したお芋が腐らないように晴天が2~3日続き土が乾いている状態で、当日も晴れの日を選んで収穫します。雨天が多い時期なので毎年、収穫のチャンスを逃さないように気をつけています。
堀り上げた後は水で洗ったりせず、日陰でよく乾燥させてから柔らかめのブラシで土を落としてから保存します。日の当たらない風通しのよい涼しい場所でダンボール箱などに入れて保存すれば半年くらいもちます。日に当ててしまうと緑化してしまいます。緑化した部分、緑化したお芋全体、芽は有毒なので食べずに取り除きましょう。
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