小さい子どもにとって「お金」と触れ合う唯一のチャンスが、ママと一緒に行くお買い物ですね。ですから、ぜひカードではなく「お金」のやり取りを子どもに見せてあげましょう。「お金」を払うと大好きなお菓子やおもちゃが買えること、つまり「買う」体験が一番の基本です。
3歳くらいなら、プチおつかいとして、1人でレジに行ってお買い物を体験することもよいですね。ママは少し離れてそっと見守ってあげましょう。「お金」を払い、おつりをもらうという簡単な体験ですが、子どもにとっては大仕事です。終わったら、ギュッと抱きしめ「有難う!すごいね!」と褒めてあげることも忘れずに。お手伝いをするとママから感謝される体験が子どものお手伝い意欲を育てるという相乗効果も期待できます。
モノが買える「お金」が一体どこからもらえるのかを子どもは知りません。いつもママの財布にいっぱい入っているし、無くなったら何もしなくても自然にもらえると思っています。だから、普段からお仕事をして誰かの役に立って「お金」をもらうことを教えたいですね。
たとえば、
「パパは、お家を建てるお仕事をしたから、ありがとうって「お金」をもらうのよ」
「ママは、会社でチラシを作る仕事をして、喜んでもらって「お金」をもらっている」
というように具体的に話した方が、より伝わりますよ。
「お金」は、いくらでももらえるわけじゃないことは大人にとって常識ですが、子どもにとっては教えてあげないとわからないものです。
子どもに「これ買って〜」と駄々をこねられると、つい恥ずかしく困って、いつも買ってあげてしまうということはありませんか。駄々をこねれば買ってもらえる経験が増えると、「いくらでも「お金」はあるもの」と思ってしまいますので、気を付けましょう。
一番のオススメは、「使えるお金はこれだけ、買うモノはこれだけ」と、いつも予算と買うモノを決めて買い物にいくことです。それを繰り返すことで「お金」はいくらでもあるのではなく、ママが使える「お金」は決まっていると徐々にわかってくるのではないでしょうか。
やはり大好きなママの姿が一番のお手本になります。ママが「お金」を必要なこと、笑顔になれることに大切に使って、無駄遣いしないよう気をつけて、子どもに「お金」の大切さを伝えてあげましょう。
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