私たちが生きていくうえで最低限必要な水分は、「約800~1,200ml」と言われています。しかし、これは「必要最低限」の量なので、仕事や家事などで体をよく動かすときには、1日あたり1,500~2,000ml以上の水分を摂取することが望ましいのです。
私たち人間の身体は約60%が水分でできていると言われるほどですから、そう考えるとこの量にも納得ですね。
「水を飲みすぎるとむくんでしまうのでは?」と、むくみを気にしている人もいるかもしれません。
しかし、実は新鮮な水分をたくさん補給することはむくみの予防にもつながるのです。新鮮な水をしっかり補給すると腎臓の働きが活発になり、水分代謝が良くなりむくみにくくなります。
逆に水分をきちんと摂取しないと汚れた水分が足などに溜まってしまい、むくみの原因になってしまいます。
水分を補給するといっても、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲料を大量に摂取することは避けましょう。
カフェインには、皮膚の新陳代謝を促す亜鉛の吸収を邪魔してしまうというデメリットがあるのです。
亜鉛が不足して皮膚の代謝が低下すると、古い表皮細胞が肌に蓄積され、乾燥肌やそれ以外の肌荒れの原因になります。
また、カフェインを含む飲み物は利尿作用を促し、体内から水分を排出させてしまいます。体から水分が減ると血液中の水分も減るので、血液がドロドロになって血流が悪くなり、健康にも悪影響があります。
カフェインというとコーヒーや紅茶をイメージしがちですが、緑茶などにも含まれているので注意しましょう。
冬の水分補給には、「白湯」がおすすめです。
白湯とは、一度沸騰させたお湯を飲みやすい温度まで冷ました飲み物のことです。体を冷やしてしまう冷水と違って、内臓を温めることができる白湯には様々なメリットがあります。
「内臓の温度が1℃上がると、免役力が約30%上昇し、基礎代謝は約10~12%上がる」と言われているのをご存知ですか?免疫力がアップすれば風邪をひきにくくなりますし、基礎代謝が向上すれば脂肪が燃焼されやすくなります。
内臓が温まることで内臓の機能が活発化するので、胃腸が弱っているときや体調不良のときにもおすすめです。体が冷えやすい冬はもちろんですが、冷房などの影響で体が冷える夏の水分摂取にも最適な飲み物です。
適切な水分摂取によって、健康な肌と体をキープしましょう。
【美容ライター】 エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。NO.102
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