どんな猫でもスコティッシュ・フォールドを除いて共通点があります。それは
「耳が立っていて前を向いている」
こと。そして猫の顔を良く見て下さい。猫の耳の大きさですが、顔の大きさに比べても結構大きくありませんか?
ネコは瞬間で時速35キロ程度で走れる程の瞬発力を持っています。そして上・下運動が得意で狭い場所に潜り込むのが大好き。
いつも寝ている様に見えますが、結構遊び方がワイルドです。
そんなネコは耳が汚れやすい動物です。こまめに飼い主が掃除をしてあげる必要があるのです。
外で暮らす野良猫をよく観察すると、耳の中が真っ黒な猫をよく見かけます。これは耳の中でダニが繁殖した状態、「耳疥癬」と呼ばれる病気です。この病気は品種や性別とは関係なく、成猫よりも子猫に多い病気です。
子猫のうちから定期的に耳掃除を行ってあげると成猫になってからも嫌がらずにケアができます。
この耳疥癬以外にも「外耳炎」や耳を掻いたときに自分の爪でひっかいた時にばい菌が入って耳が腫れる「耳血腫」など、ネコは犬に比べて耳のトラブルは比較的多いといえるようです。
猫の耳は汚れやすく、猫の体質によって脂質の多い猫の場合は耳あかが多くベタベタとしている猫もいます。
とくに耳が折れているスコティッシュ・フォールドの場合は耳が汚れやすいため、月に1回、場合によっては10日に1度程度のお手入れをしてあげた方がよいでしょう。
猫の耳掃除の方法は決して力をいれてゴシゴシこすらないで下さい。できれば専門の耳掃除のグッズを使ったり、動物病院などで販売されている、耳掃除専用のクリーニングローションを綿棒やティッシュに染み込ませて優しく丁寧に耳掃除をして下さいね。
猫の病気や怪我は耳の汚れから分る場合もあります。「猫の健康は耳から」と言えるかも知れません。
長毛の猫ちゃんは特に耳の汚れが分りにくいので、定期的にお掃除してあげて下さいね。
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