ショウガ湯の魅力の一つは、生でショウガを食べたとき以上に、体を温める効果が高まるということです。実はショウガを生で食べてしまうと、逆に体を冷やす可能性があると言われています。
ショウガには「ショウガオール」という成分が含まれており、この成分が体の血流を促して体を温めてくれます。ショウガは熱を加えることで、辛味成分のジンゲロールの一部がショウガオールに変化するため、その量が増えると言われています。つまり体を温めたいときには、熱を加えた状態の方がより効果的なのです。
日本人の平均体温は36度台だと言われていますが、平熱がそれよりも低めだという人も少なくありません。特に年齢を重ねると体温が低下しやすいとも言われています。
体温が低い状態だと、血流が悪くなったり免疫力が低下したりと、体にとって良くないことが色々と発生してしまいます。
そこでショウガ湯の登場です。ショウガ湯を飲めば体が温まり、体温を上昇させ、体に良い影響が出るのです。
体温が36度台まで温まると内臓の温度も上がり、正常に機能してくれます。免疫力が高まって風邪などの病気にかかりにくくなりますし、顔や体のむくみ改善も期待できます。
さらに、体温が上がれば代謝が活発になり、肌のターンオーバーを整えることができます。
ターンオーバーが整えば、老廃物をきちんと排出することができます。老廃物は蓄積されると、皮膚の細胞が弱くなって肌が乾燥しやすくなりますので、体温をアップさせることは肌の乾燥の予防にもなります。
ショウガ湯の作り方は、カップにすりおろしたショウガ、好みでレモン汁やハチミツ、黒糖、キビ砂糖などを入れてお湯を加えるだけです。片栗粉や葛粉などを加えるてとろみをつけるとさらに体が温まりますよ。
ショウガ湯は朝に飲むのがおすすめです。朝から体を温めると、その日は一日中体温が上がりやすくなり、体調はもとより脳の血行も良くなって記憶力も向上するようです。これからの季節にぜひ試してみてくださいね。
【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。
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