衣類の生地は摩擦が起きると繊維の先端が「毛羽(けば)」になります。
その毛羽が束になり、絡み合うことで毛玉ができていきます。
摩擦は、洗濯をしたときや何度も着用したとき、普通に歩いているときにも起こります。
●特に毛玉ができやすい素材
アクリル・ポリエステル混紡などの化学繊維
毛(ウール)やカシミヤやアンゴラなどの天然素材
●毛玉ができにくい素材
綿100%・麻・シルク
また、衣類の箇所によって毛玉が特にできやすいところもあるので、毛玉をケアをするときはそこも見落とさずにチェックしましょう。
●毛玉ができやすい箇所
脇や袖の内側など繊維同士がこすれやすいところ
リュックやカバンといった物体と繊維がこすれやすいところ
毛玉ができやすい衣類を着たあとは洋服用ブラシで毛羽を整えましょう。
着用後に毛並みを整えておけば、毛羽の絡みを防ぐことができます。
ニット類を自宅で洗濯するときは、衣類を裏返しにしてから洗濯用ネットに入れて短時間コースで洗いましょう。
自宅でニット類を洗うと生地がいたみやすく、縮んでしまう場合もあります。
新品の風合いを保ちたいものは、ドライクリーニングでプロにお任せしましょう。
毛玉取りには「毛玉取り機」と「毛玉取りブラシ」を使うのがおすすめです。どちらも衣類を痛めないように気をつけて行いましょう。
1. アイロン台の上など平らになる場所に置く。
2. ブラシの先端に毛玉を引っ掛けて、優しく撫でるようにブラシをかける
1. 毛玉がある箇所を片手で押さえて機械をあてる。
2. くるくると回しながら毛玉を取る。
毛玉をつまむときや機械やブラシをつかうときに、強い力を加えると生地がいたみます。
必ず優しくあつかいましょう。
毛玉がない部分に機械やブラシをかけることも、衣類をいためる原因になります。
毛玉だけを取るようにして意識してください。
また、頻繁な毛玉取りはおすすめできません。
毛玉は自らの繊維が絡まってできるので、除去するたびに生地が痩せていきます。
できるだけ毛玉を作らないケアをしていきましょう。
元記事にはオススメの毛玉とりアイテムも紹介しています!
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