そもそも「千切り」ってどういう切り方なのでしょうか。
千切りとは、細く棒状に切る切り方のことを言います。例えばにんじんの場合であれば、長さ4~5㎝の幅1~2㎜程度のものを言います。これよりも太いものを細切り、さらに太いものを拍子木切りと言います。
皆さんの普段の“千切り”はどのサイズですか?^^;
ちなみに好みなどにもよりますが、火を通さずに食べるサラダ等は細め、火をしっかり通す野菜炒め等は太めにして食感を残すと美味しいですよ。
ただ、どっちらにしても鮮やかな色をしているので、細さがバラバラだと目立ったリ、火の通りや食感が変わってしまう可能性があるので、同じサイズで切るのがベストです。
では早速実践です。まずはにんじんを縦に切ってから千切りする方法です。
1、 最初に、にんじんの葉がついていた方を少し切り落とし、皮をむきます。
気にならなければよく洗ってそのまま皮つきでもOKです。また、皮にはにんじんの栄養であるカロテンが実より多く含まれているので、むいたあと、皮も千切りにし、混ぜ込んできんぴらなどにすると美味しいし、栄養もバッチリ摂れますよ!
2、1を出来上がりイメージに近い長さににんじんを切ります。
3、2のにんじんを縦に立てて置き、厚さ2㎜ほどに薄切りします。
太めの千切りにしたい場合は、この厚さを厚めに切ればOKです。
最後は、立てた状態で切ると不安定になって危ないので、にんじんを横に寝かして切りましょう。
こんな感じで、厚さ2㎜ほどの長方形のにんじんの薄切りができます。
4、薄く切った3のにんじんを切りやすい高さに数枚重ねて、2㎜ほどの細さに切り、残りのにんじんも同様に切れば千切りの完成です!
あまりにんじんを重ねすぎると不安定になるので、2~3枚くらいにしておきましょう。太くしたい場合は太めに切ります。
さぁ、美味しそうな千切りになったでしょうか?^^
にんじんを縦切りにして作った千切りが完成しました。どうですか?なかなかキレイな千切りになっていませんか?
長さも太さもほぼ同じくらいの細さで切ることができ、個人的には満足な出来です☆
ただ、にんじんを縦に立てて薄切りをした時、にんじん本体がだんだん細くなって不安定になり、薄切りがしづらくなってきたので少しハラハラしながらの千切りになりました^^;
実は千切りにはもう1つ方法があるので、こちらもご紹介します。違いは「薄切りする時のにんじんの置き方」です。
1、最初は縦切りの時と同様に、葉がついていた方を少し切り落とし、皮をむきます。
2、次に、1のにんじんを斜めに2㎜ほどの厚さに切ります。
この方法だと、楕円の長さが千切りの長さになります。千切りの長さの調節は、包丁を入れる角度を変えることによってできます。
斜めに切るとこんな感じで、厚さ2㎜ほどの楕円形のにんじんの薄切りができます。
斜めにしたにんじんを切る方が高さそれほどないので、不安定になりにくく、均一な厚さの薄切りにしやすかったですよ♪
3、斜めに薄切りした2のにんじんを数枚少しずつずらして並べ、あとは2㎜ほどの細さに切れば千切りの完成です!
重なりが少ないほどキレイな仕上がりになります。
楕円形の長い方で切れば長い千切りに、短い方で切れば短い千切りになりますよ!
斜め切りで作った千切りが完成しました!どうですか!!先ほどよりもさらにキレイな千切りが出来たと思いませんか?
個人的には自分史上最高の千切りになった気がします(笑)。長さも太さも均一で完璧です。
その要因は、やはりにんじんを横にして斜め切りすることで途中で厚さが変わってしまう失敗がなく、均一な厚さのにんじんの薄切りを作れたことだと思います。
これなら誰に出しても恥ずかしくない千切りですよ☆
普段から千切りをする機会は多かったのですが、そこまで見た目の重要さは気にしていませんでした。
でも、今回改めて「キレイな千切りの方法」を試して、実際の出来上がりを見たら、やはり見た目ってとても大切・・・と実感しました。
不揃い感も愛嬌だったりしますが、やっぱりキレイな千切りだと料理がより一層美味しそうに見えますよ。切り方だけで美味しさが半減するのはもったいない!
ぜひこれからは、食材の切り方にもこだわって料理を作ってみてください☆
わざわざにんじんを自分の手で薄切りしてから千切りするのは大変という方は、スライサーが便利です。これなら、簡単に短時間で均一な厚さの薄切りができますよ。さらには、千切りまでできてしまうスライサーもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
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