トキソプラズマとは、細菌よりも大きい単細胞の生物です。ほ乳類や鳥など色々な動物に寄生します。
しかし体内に侵入しても症状が出ないことが多く、成猫の場合はほとんど発症しません。一過性の症状が出てもすぐに抗体を作ります。それは人間の場合も全く同じです。(死亡例はアメリカで1件のみ)
しかしもし万が一胎児に感染した場合は妊娠初期には流産や死産になる可能性があります。しかし飼い猫が外出せず、かつ生肉を食べないのであれば、飼い猫から感染することはまずありません。
(写真出典:https://www.necoichi.co.jp/Blog/detail/id=3818)
妊婦さんが注意しなければいけないのは、猫よりもむしろ生肉です。トキソプラズマに感染した豚や牛肉を食べると感染する可能性があります。加熱処理していない生水、洗浄していない野菜や果物も危険です。
また、トキソプラズマは、土壌や砂場の中にオーシストという形で生息していることがあります。妊娠の前や妊娠の最中は、土いじりや草むしり、ガーデニングを控え、素手で土に触らないようにしたたほうがよいでしょう。
トキソプラズマに感染した猫の糞尿の中に、未成熟オーシストという形のトキソプラズマが排出されますが、これが2日たつと成熟オーシストなり、これを口に入れると感染します。
猫を飼っている妊婦さんの、一番簡単なトキソプラズマ予防法は、猫のトイレはその日のうちに掃除することです。オーシストは熱と乾燥に弱いので、時々熱湯消毒をして干すと良いでしょう。
繰り返しますが、妊娠中における母親がトキソプラズマに感染して先天性トキソプラズマ症をもって生まれた子供は1万人中0.73人です。
それでも猫と暮らすのが心配な場合は予防薬もあります。猫も人も抗体検査を受けることも可能ですし、トキソプラズマに猫が感染していない場合でも猫用のトキソプラズマ予防薬を獣医師から処方して貰えます。
しかし日本でも全国の33万人の赤ちゃんを対象に検査を行ったところ、トキソプラズマの疑いが持たれた胎児は1名だけ。感染経路は猫だと特定されたわけではありません。
トキソプラズマは、人間にはほとんど発症せず、すぐに抗体を作ります。猫から感染した、という事例はありません。猫よりむしろ生肉やガーデニングに注意して下さいね。
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