【猫と赤ちゃん】妊婦さんへ知って欲しい☆トキソプラズマは怖くない!

【猫と赤ちゃん】妊婦さんへ知って欲しい☆トキソプラズマは怖くない!
投稿日: 2016年11月11日 更新日: 2017年3月6日
閲覧数: 200
3 この人たちがステキしました
ステキをしている人
author
猫に関する面白い記事を更新していきます♪思わず誰かに教えたくなる情報...
「妊娠中は猫に触っちゃダメよ」「赤ちゃんが出来たら、猫と生活するのは危険らしいよ」…。あなたはこんな言葉を聞いたことはありませんか。

結論から申し上げましょう。妊婦さん、これは全く問題はありません。2001年にスウェーデンで行われた疫学調査によると、妊娠中における母親がトキソプラズマに感染して先天性トキソプラズマ症をもって生まれた子供は1万人中0.73人。

現在では、トキソプラズマの発生率は0%に近いのです。正しい知識がないままにマスコミが騒ぎ立て、脳水腫の子供からトキソプラズマが発見されたことで、まるで都市伝説のように噂が拡散されてしまったのです。(もちろん脳水腫と猫とは何の因果関係もありません)

この「猫を飼い続けると胎児によくないのでは?」と妊婦を不安にさせた「トキソプラズマ」という病気について徹底解説致します。

☆トキソプラズマとは

☆トキソプラズマとは

トキソプラズマとは、細菌よりも大きい単細胞の生物です。ほ乳類や鳥など色々な動物に寄生します。

しかし体内に侵入しても症状が出ないことが多く、成猫の場合はほとんど発症しません。一過性の症状が出てもすぐに抗体を作ります。それは人間の場合も全く同じです。(死亡例はアメリカで1件のみ)

しかしもし万が一胎児に感染した場合は妊娠初期には流産や死産になる可能性があります。しかし飼い猫が外出せず、かつ生肉を食べないのであれば、飼い猫から感染することはまずありません。
(写真出典:https://www.necoichi.co.jp/Blog/detail/id=3818)

☆トキソプラズマの感染経路

妊婦さんが注意しなければいけないのは、猫よりもむしろ生肉です。トキソプラズマに感染した豚や牛肉を食べると感染する可能性があります。加熱処理していない生水、洗浄していない野菜や果物も危険です。

また、トキソプラズマは、土壌や砂場の中にオーシストという形で生息していることがあります。妊娠の前や妊娠の最中は、土いじりや草むしり、ガーデニングを控え、素手で土に触らないようにしたたほうがよいでしょう。

☆猫の糞尿はその日のうちに処分しよう

☆猫の糞尿はその日のうちに処分しよう

トキソプラズマに感染した猫の糞尿の中に、未成熟オーシストという形のトキソプラズマが排出されますが、これが2日たつと成熟オーシストなり、これを口に入れると感染します。

猫を飼っている妊婦さんの、一番簡単なトキソプラズマ予防法は、猫のトイレはその日のうちに掃除することです。オーシストは熱と乾燥に弱いので、時々熱湯消毒をして干すと良いでしょう。

☆予防薬もある

繰り返しますが、妊娠中における母親がトキソプラズマに感染して先天性トキソプラズマ症をもって生まれた子供は1万人中0.73人です。

それでも猫と暮らすのが心配な場合は予防薬もあります。猫も人も抗体検査を受けることも可能ですし、トキソプラズマに猫が感染していない場合でも猫用のトキソプラズマ予防薬を獣医師から処方して貰えます。

しかし日本でも全国の33万人の赤ちゃんを対象に検査を行ったところ、トキソプラズマの疑いが持たれた胎児は1名だけ。感染経路は猫だと特定されたわけではありません。

トキソプラズマは、人間にはほとんど発症せず、すぐに抗体を作ります。猫から感染した、という事例はありません。猫よりむしろ生肉やガーデニングに注意して下さいね。

★猫ちゃんとの生活をもっとHappyにしませんか?(ΦωΦ)★

★猫ちゃんとの生活をもっとHappyにしませんか?(ΦωΦ)★

現在猫壱では毎月「猫の学びセミナー」を開講中です((≡゚♀゚≡))
有名な猫ドクター、服部幸先生をはじめ、東京猫医療センターの先生たちから、
正しい猫との暮らし方について、学んでみませんか?
参加者の皆様からは、「とても楽しいセミナーでした。 特に服部先生の授業はいつもわかりやすく、役立ちます。」
「新たに実践できることが増えました。 全ての講義がわかりやすく、興味深かったです。」
「大変中身の濃い内容で時間がすぎるのがあっという間でした。」などなど、ご高評の声をいただいております!
リピーターの方も多数!!!ぜひ、ご参加ください♪
↓↓↓お申込みはこちらから↓↓↓
https://spike.cc/shop/user_414105225/categories/sycr021zOljP2mUd/products


SNSでシェア