玄関を開けると必ず出迎えてくれる猫。飼い主にしてみれば、遠くから歩いて来る自分の足音を猫が聞き分けて、早く会いたいと玄関で待ち受けていてくれたのかと猫への愛情が高まる瞬間ですが、猫の気持ちは案外冷静かもしれません。
家の中は猫のテリトリーです。ドアが開くと待ち構えていて飼い主にすりよっていくのは好奇心旺盛でやや神経質なネコかもしれません。
この行為は飼い主への愛情ではなく、「侵入者」のチェック。外に出ていた飼い主の匂いを嗅いで、本当に飼い主か、他の危険な人物が侵入してきたのではないことを確かめていると考えられています。
毎朝出勤するときに玄関までついてきてニャーニャー鳴く猫。「置いて行かないで」と飼い主に寂しくてすがるような行為に見えますが、実はこれは飼い主を「子猫」のように心配する「親猫気分」の猫がやる行為です。
「そこから出て行ってはいけないよ」と飼い主の行動にクレームをつけている行為だといいます。単独で行動する動物の場合、「危険」「不快」という感情はありますが、「寂しい」という気持ちはないという動物学者もいます。
外出するときに見送ってくれる猫は、飼い主に警告をしているのかも知れません。
(写真出典:https://www.necoichi.co.jp/Blog/detail/id=3989)
人類学者ヘレン・フィッシャー博士のベストセラー著書『愛はなぜ終わるのか』の中で、彼女は「愛は4年で終わる」と提唱していますが、それは猫とニンゲンの関係でも当てはまるかもしれません。
飼い主が帰宅しても出迎えてくれない猫の場合、それは「飼い主の行動パターン」を記憶している同居年数が高い猫に多いといいます。
「どうせ帰ってくるんだから」と安心しているのかも知れませんが、飼い主からしてみればちょっと寂しいですよね。
いかがですか。毎日の行動の中から、よく観察すると「猫の気持ち」がわかることがあります。
よく考えると、猫とニンゲンとの関係の方が、法的に結びつきが強いかも知れません。
人間同士の場合、離婚は合法ですが、猫の遺棄は犯罪です。猫との暮らしは終生飼育が基本。お猫様に飽きられない様に、愛情を継続する工夫が必要なのかも知れませんね。
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