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野菜の秘密~日本の野菜とアジアの野菜の違い~

野菜の秘密~日本の野菜とアジアの野菜の違い~
投稿日: 2016年10月25日 更新日: 2017年3月6日
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長寿の里の公式アカウントです。美容と健康に必要な成分や、お水、野菜...
食卓に並ぶ野菜のほとんどが、海外から日本に渡ってきたものだということをご存知ですか?
今が旬のヤマイモは日本古来のものと思われがちですが、実はマレー半島が原産で、弥生時代に日本に渡ったといわれています。
普段何気なく口にしている野菜ですが、意外と知らないことも多いものですね。

日本の野菜とアジアの野菜の違い

日本原産の野菜は、ウド、セリ、ふき、ミツバ、そしてきのこ類と、現在でも山野に自生しているものがほとんどです。きのこ類は通年食卓を飾りますが、山菜類は「いつも冷蔵庫に入っている」「毎日のように食べる」というよりは、年に何度か食卓に上がって、季節を感じさせるものが多いかもしれません。いつでも入手できるとはいえ、やはりきのこといえば「秋」というイメージが根強く、日本の野菜は季節を味わうものであるといえそうです。

特にこれからの季節に旬を迎える松茸、舞茸、しめじといったきのこ類は食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んだ、美容と健康に欠かせない食材。塩分を輩出する作用のあるカリウムの含有量も多いので、つい食べ過ぎてしまう食欲の秋、深まる季節を感じながら、デトックス効果も期待できるかもしれませんね。 対して、アジアから渡って日本の食卓に根付いた野菜は、にんじん、ほうれん草、ネギ、ニラ、白菜といった比較的頻繁に口にするものが多くあります。これらは日本に渡り、日本の気候や日本人の味覚に合わせて改良され現在に至っているのです。下仁田ネギ、九条ねぎ、深谷ネギというように、日本の地名が付いていると、日本原産の野菜だと思ってしまいますよね。

それぞれの地域で、より美味しく、より栽培しやすく創意工夫を重ねてきた結果、私達の食卓を彩る様々な品種の野菜が生まれたといえるでしょう。
現在では、日本で栽培されたアジア原産の野菜が輸出されるほど、日本人の生活に根付いたものとなっています。旬の季節はもちろんありますが、いつでも手軽に入手でき、私達の健康を支えてくれているのがアジア原産の野菜なのです。

アジアからやって来た野菜たち

古くは古墳時代から、アジアの野菜は日本に少しずつ持ち込まれていました。最も古いものでは、693年に中国からカブが渡ったという資料があるそうですよ。

比較的新しいものでは、1990年台から、豆苗が日本で栽培されるようになりました。これからは日本の野菜がアジアに渡ったり、また新しい野菜が日本に渡ってきたりするのでしょうか。

野菜を食べる時、少しだけその来歴に目を向けてみるのも良いかもしれませんね。



【料理研究家】オガワチエコ
ル・コルドン・ブルー等で料理と製菓を学んだ後、和、伊、エスニック、仏菓子それぞれの専門店で調理技術を習得。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)。道具も、調味料もないカレの家でいかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。NO.027


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