自宅で飲茶を楽しむためにはメインとなる中国茶の淹れ方にはこだわりたいところ。
そこで、そんな中国茶を美味しく淹れるための方法についてわかりやすく解説していきましょう。陶器で作られた蓋が付いている湯のみ器である「蓋椀(がいわん)」を使った淹れ方を紹介します。お茶の出る具合を目で実際に見ながら注ぐなどのメリットがある上に、1,000円程度で購入できる手軽な茶器としても知られています。
【用意する物】
蓋椀(がいわん)、茶葉、公道杯(お茶の濃さを均等にするための茶器)、茶杯(お茶を飲むためのスプーンのようなもの)
【淹れ方】
用意した蓋椀(がいわん)にお湯を入れてしばらく温めます。(約75~85度)。次に蓋椀の中に入れたお湯を捨てて、代わりに茶葉を入れます。この時の茶葉の量は、後から入れるお湯の4分の1程度。そこに蓋椀の蓋を入れて2~3分ほど蒸らします。
後は蓋で茶葉をよけながらズラして、自由に飲んでみてください。もちろん、茶葉を公道杯に移して飲むことも可能です。
お茶には、カフェイン、タンニン、テアニンなどの約450種類もの有機化合物、15種類の無機成分が含まれているといわれており、ひと昔前には、薬の代わりとしても飲まれていました。
特に中国茶には、整腸作用、便秘解消、冷え性の改善、アンチエイジング効果、ストレスの解消などに優れていて、医学的な見地から見ても、とても身体によいとされています。その効果を得るためにも、飲茶はとても上手なお茶の摂り方といえるでしょう。
また実は、中国茶葉にこだわる必要はなく、日本茶などで飲茶をしても問題はありません。色々なお茶で試してみてはいかがでしょうか?中でも特にオススメなのが「番茶」です。
他の茶葉と比較してみてもカフェインが少なく、胃腸にもとてもやさしいのが「番茶」のメリットです。
エイジングケアなどの美容効果がある成分「シリカ(ケイ素)」を多く含んでいるので「身体にも良くて、美容効果も高めたい!」と考えている方にもオススメですね。
【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。NO.029
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