まず、「塩ミルククリーム」を作ります。塩だけの美容法より刺激が抑え目なので、顔に使うこともできるクリームです。
【材料】
塩(人工塩や味塩ではなく、「天然塩」) 小さじ1
熱湯 小さじ4(20ml)
スキムミルク 小さじ3(肌への刺激の様子を見たい人は、小さじ4)
【作り方】
【1】まず、塩を熱湯で完全に溶かします。天然塩は粒子が大きく固めで溶けにくいかもしれません。スプーンで混ぜながら、1さじずつお湯を加えて溶かしましょう。
【2】スプーンの底にざらざらした感じがなくなったら、指も入れてざらつきがないか確認しましょう。この頃にはお湯もぬるま湯程度に冷めているはずですが、念のため気を付けてくださいね。
【3】塩がすっかり溶けたら、スキムミルクを加えます。これも1さじずつ混ぜながら、時間をかけて溶かし込みます。
【使い方】
【1】湯船に浸かる、シャワーを浴びる、顔をぬるま湯で濡らしておくなどして、塩ミルククリームを付ける部分をやわらかくしておきます。
【2】塩クリームをてのひらに取り、馴染ませるように広げてから、つまむようにして揉み込みます。強い力は厳禁。優しく、痛みのない程度の力加減にしてください。
顔の場合は、指の腹でくるくると円を描くようにして塗りましょう。小鼻のまわりは少し念入りに。ざらつきがなくなります。目のまわりと口のまわりは最後に、短めに済ませてください。
【3】終わったらお湯(顔はぬるま湯)で塩クリームをすっかり洗い流します。塩クリームを使った部分は、石鹸や洗顔料で洗う必要はありません。
塩には角質を取り除く比較的強い効果があり、かなりざらつきが減った実感がありました。洗い流すと肌がきゅっと引き締まって、てのひらの肌と顔や体の肌との密着度が上がっています。化粧水を塗って落ち着かせた後のような感触ですね。想像以上にもっちりです。
角質を取るタイプの洗顔料などを使うと、肌が乾燥して「つっぱり」が気になるもの。しかし、塩クリームはうるおいが奪われず、つっぱりなしでした。スキムミルクが肌への刺激を減らしてくれているようです。べたつくかな?と思いましたが、さすが脱脂粉乳。余分な油は残りませんでした。
塩だけよりもとろみがあるので、太ももなどの広い部分に使いやすいのも大きなメリット。ご自身で塩とスキムミルクの配分を考えて、とろみを調整してみてくださいね。
【美容ライター】倉持鎮子
基礎化粧品(300品以上)・食品・健康食品などの成分分析、医療・健康・体の不思議、美容などを中心に執筆するプロライター。また、食育・フードジャーナリストとしても活動。講演では「体と脳のための食知識」を提供している。ライティングオフィス・シーラカンストークス代表。NO.026
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