柔軟剤とは、陽イオン系界面活性剤のはたらきにより、衣類やタオルなどをふんわり柔らかくしてくれる「洗濯仕上げ剤」のこと。
すべりを良くすることで静電気を防止し、衣類のまとわりつき、ホコリ、花粉が衣類につくのを防止してくれます。
柔軟剤を使う上で、もっとも勘違いしやすいのが洗濯機に入れるタイミングです。全自動洗濯機の場合、あらかじめ洗濯機の専用投入口に入れておけば、最後のすすぎの時に自動で柔軟剤が投入されます。
面倒だからといって、洗剤と同じタイミングでいれてはいけません。柔軟効果が薄れてしまいます。
柔軟剤は「無香料柔軟剤」「香りつき柔軟剤」「抗菌・防臭効果つき柔軟剤」の3つに分けられます。それぞれの特徴を見てみましょう。
繊維を柔軟に仕上げる効果だけに特化したものが「無香料柔軟剤」です。
香りをつけたくないときにおすすめの柔軟剤。
一般的な柔軟剤で使用されている成分は、各メーカーともあまり違いはなく、効果だけみれば大きな差はありません。
シンプルに「衣類をやわらかく仕上げたい」という人は、手頃な価格で手に入る「無香料柔軟剤」を選んでみてはいかがでしょう。
無香料なので、強い香りが苦手な人、好みのフレグランスをつけたい人、赤ちゃん用の肌着やタオルをやわらかく仕上げたい人などに好まれています。
近年の“香りブーム”も手伝って、柔軟剤といえば「香りつき柔軟剤」を思い浮かべる人が多いはず。
各メーカーから様々な香りのものが発売されており、香りが長持ちするタイプ、服を擦ると匂いが香るタイプなどが登場しています。
香りの種類では「フローラル系」が幅広く人気を集め、爽やかな印象の「シトラス系」、ナチュラルな香りが特徴の「グリーン系」などは、香水に抵抗のある男性にも好まれています。
海外の製品は香りが強いものも多いため、TPOにあわせて柔軟剤の香りを選ぶことが大切です。自分にとってはいい匂いでも、他人には迷惑な匂いもあるため、まわりへの配慮もお忘れなく。
雨が何日も続くときは、部屋干ししてしまうご家庭も多いかもしれません。しかし、部屋干しをすると、湿った洗濯物から嫌な臭いが発生することも…。「抗菌・防臭効果つき柔軟剤」は、柔軟効果と同時に、洗濯物に雑菌が増殖することをおさえ、部屋干し特有の嫌な臭いを防ぐ効果があります。
同じ目的でつくられた部屋干し用の「洗濯用洗剤」と併用することで、より抗菌効果を発揮してくれます。
柔軟剤を使うときは、既定の量をしっかりと守ることが大切。
ふわふわにしたいからといって柔軟剤を入れすぎてしまうと、衣類が黒ずんだり吸水性を低下させる原因にもなります。
柔軟剤を選びのポイントをおさえて、ふわっふわの洗濯物を目指しましょう!
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