毎月、家計簿をつけていますか?という質問に対して様々な意見が返ってきます。中には家計簿なんてつける意味がない、つけなくても毎月やっていけているという人もいるでしょう。
ですが家計簿をつけていない半分以上の人が貯金ができていないことがわかっており、この半分以上を多いと取るのか少ないと取るのかは考え方によって違います。
ですが貯金がないということは万が一、急な出費でお金が必要になった時に出すお金がないということであり、そんな時は借金に頼るしか方法がなくなってしまうのではないでしょうか。
ですからやはり家計簿をつけてお金の流れを把握することで貯金に繋げることができれば不測の事態も避けることができます。
家計簿を続ける上で重要なのは項目を細かくしすぎないということです。中には項目を細かく分けないと気がすまないという人もいるでしょう。
例えば食費も食費、外食、昼食など食費の中に細かくさらに項目を作ります。もちろん付け始めはこれで満足するでしょう。ですが細くすることで面倒になってしまうことは明らかです。
外食費を抑えたい、昼食費を抑えたいという思いから細かくすることもあるのですが、ざっくりと食費を抑えるとして外食も昼食も全て食費でひとまとめにしてしまいます。家計を見直す上で作っておきたい項目は以下の12項目です。
1.食費
2.衣服費
3.住居費
4.通信費
5.水道光熱費
6.医療費/生活用品
7.交通費
8.教養娯楽費
9.交際費
10.保険/税金
11.その他の支出
12.貯金
以上12項目です。作っておきたいのが12項目ですが、12項目以上作ることはありません。そしてお金が貯まる家計簿の基本が貯金の項目があるのかないのかです。
お金を貯めている人に共通しているのが家計簿に貯金の項目がある点であり、貯金を費用にすることで残ったお金でやりくりを考えるようになります。
また浮いたお金を貯金する場合もいくらお金を残すことができるかなど楽しみながら家計簿をつけることに繋がります。
お金の豊かさを維持する上で重要なのは稼ぐための術を手に入れることではなくお金への意識を変えることです。例えば200ml入るコップに1リットルの水を注ぐとどうなるでしょうか?当然のことですが水は溢れてしまいます。
実はお金にも同じことが言えます。多くのお金を保有するための器が整っていないのにたくさんのお金が入ってきたら受け入れることができずに溢れ出てしまいます。たくさんのお金を稼いでいても貯金がない人がいるのはこのためです。
お金に対する意識というと漠然としすぎているのかもしれません。ですが家計簿をつけることで確実にこの意識は変えることができ、お金を育てる力を身に付けることができるようになります。
毎月家計簿をつけることでひと月の家計のお金の流れを把握することができるようになります。ある程度家計簿が習慣化してきたら、お金の使い方の枠を決めましょう。
枠は大きく分けて3つあり、消費、浪費、投資です。使う段階では区別が難しいのですが、消費として買ったものも振り返ってみると無駄だと気づき、無駄だと思えば浪費の枠に入れることができます。そして趣味や自分を高めるものに関しては投資の枠に入れます。
こうして振り返ることで自分が欲しいものと本当に必要なものの違いを知ることができるようになり、浪費が減ることで貯金に繋がるようになります。
目安としては
消費70%
浪費5%
投資25%
ていどの枠内に収めることを毎月の目標とし、この3つのバランスを上手く保つことでお金を上手く活かすことができるようになり、また家計簿によって毎月のお金の流れを把握することができるようになります。
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