今回はパーティション什器をお友達に作ってもらい、まずはセンターに立てて見せることでお客様の目にとまる工夫をしました。前日に入念な什器、ディスプレイ配置のチェックをします。
トランクに合わせ、アンティークな統一感が出るように什器や小物を選びます。
パーティションやアンティークの風なウッドの板はすのこをベランダで2年ほど干していたものを自分で加工。トランクは大小2つとも祖父の形見。古い辞書は父が使っていたもの。お皿なども全て実家で捨てられそうになっていたものを貰い受けてきました。自分の歳がばれますね笑。
テーブルはレンタルで横180㎝×高さ70cmのものが用意されています。180のサイズをたっぷり使って配置するのは結構大変です。
大きなインベント会場で大勢のお客様は流れるように各作家ブースをみて廻られます。自分がお客として見る時を考えると作品が少しでも高い位置にあった方が全然楽だし疲れない。今回は左手にトランクをボンっとのっけて高さを出してその上に細かいアクセサリーのディスプレイを、右手には小さなトランクの中にフェルト小物コーナーを作ります。
大物配置が決まったらそれぞれのコーナーの装飾小物を選び、これらをコンパクトにまとめてキャスター付特大旅行トランクに詰めてイベント会場に電車で持って行きます!なるべく軽くしたつもりだけれど、とにかく重い!
今回のミンネのイベントで一番魅せたいと思うセンターのディスプレイ。新作パールベアのフェルトシリーズをパーティションの最も目立つところに。
中央の「追悼デビッドボウイ」の黒のアクセサリーコーナーは自分なりに考えたテーマです。毎回イベントにはなにかしらテーマのあるコーナーをオリジナルで演出しています。お客さんが盛り上がってくれることも。
左右のコーナーにも実際に作品を納得がいくまで配置してしっかり頭とデジカメに収めて準備します。
テーブルには何度も洗っていい感じに仕上がったリネン、リネンガーゼのクロスを敷いています。机の横幅180cmの全長は長く、実際接客するにあたり、真ん中のパーティションが邪魔でお客様の顔が見えず、いちいち端から端へ移動していました。120㎝、2/3ぐらいに収めた方がよかったかなあと反省。以下さらに詳しいディスプレィをご覧ください。
センターのパーティションと右手のフェルトコーナーになります。パーティションの裏側や机の下には会計コーナーと包装紙文具備品を用意しています。
「追悼デビッドボウイ」のコーナーに涙するお客様もいらして感動!
フェルトもおもしろいと多くの方に手に取って見ていただけました。
左手のアクセサリーコーナーがこちら。作品数はごちゃごちゃしないように30から40ぐらいにおさえました。多くのお客様は見てくださいましたが....普段、売れ筋のアクセサリーもミンネでは素材から作っている個性的なアクセサリー作家さんにはかなわず.....独自の世界観が出やすいフェルトが売上の9割を占め、びっくり。
一番印象的だった真鍮作家さんのブース。
台紙もなく作品勝負のシンプルなディスプレイでした。
かっこいいですね。
本当は自分もこの位シンプルに並べたいのですが...いつもややこしくなってしまいます。
初出展とは思えないセンスの良さ!お客さん大勢いらしていたようでした。でもこの日の為に徹夜されたそうです。皆同じね!
アクセサリーや小物を扱っていると作品が小さいので作家さんの皆さん、ディスプレイが本当に大変そうでした。台紙を付けた方が販売時や搬入搬出の手間を考えるととても楽です。でも台紙だらけになってごちゃごちゃして作品が台紙に埋もれてしまう気がします。こちらの作家さんは作品数が多いのにこんなすっきり並べられるのはさすがですね。見やすかったです。
搬入時の会場内通路。左手前に小さく見えるのがchocoのブースです。これはごく一部で、実際はもっともっと広かったです。これだけの広さ、大勢のお客様が1400組の作家ブースを見て回ります。地元での小さなイベントとは違っていかに見てもらうかがポイントになってきます。
いつも委託先でディスプレイする要領でやってみたのですが、反応はイマイチ。
持参したテーブルや、トランクテーブルの高さが50cm~60cmしかなく、しかも凝りに凝って飾り立てたので、分かりづらく、お客さんがかがまなければじっくり見ることができなかったのでした。横浜はミンネマーケットよりももっと広かったため、どんどんブースを覗きながら歩いていくお客様にはただのディスプレイでしかなかったようでした。
一番アピールしたかった目玉作品。実際はブルーのマフラーをしています。一目ぼれしてくださったお客様のもとに嫁に行きました泣。気合で作った新作が1つでも嫁いりしたときは嬉しくなって「もうこのまま帰ってもいいやー」という気持ちになります。
イベント出店はそのイベントの規模や趣旨によって対応が違ってきます。凝ったディスプレイはたった1日や2日ではなかなか理解してもらえないこともありよく凹みます。それでもミンネのイベントではお客様やお隣や背中合わせの作家さんにも恵まれ横浜とは違って納得の売上のイベントとなりました。感謝感謝です。フェルト作品の手ごたえもあり、これからもお母さんしながらゆっくり制作に挑みます笑。横浜ハンドメイドマルシェもまたリベンジしてみたいと思っています。
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