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災害時に役立つ「レスキュー・クレイ」

災害時に役立つ「レスキュー・クレイ」
投稿日: 2016年5月11日 更新日: 2017年3月6日
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国際クレイセラピー協会(以下ICA)はクレイセラピーの研究、開発、教育...
このたびの熊本・大分地震により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

大きな災害があって、ライフラインが途絶えてしまうと、いつものように顔を洗ったり、歯を磨いたり、シャワーやお風呂に入ったりと、今までごくごくあたり前にしていたことが、できなくなります。致し方のないことではありますが、意外にこういった事がさらなるストレスになるものです。

こんなときこそ、実はクレイがヘルプになります。
普段は美容やリラクゼーションのために用いられるヒーリングクレイですが、災害時には「レスキュー・クレイ」として役立てることができます。

では、一体どのように活用できるのでしょうか?
3.11の東日本大震災の際にも実際に使われた例も含めて、様々な活用方法をご紹介いたします。

■クレイパウダーでお肌をさらさらに
ホワイトクレイ(カオリナイト)はパウダーのまま、汗などが気になるパーツに使います。オムツをしている赤ちゃんにもベビーパウダーのように使えます。高齢者の方にも同じように使ってあげられます。小さな傷には、パウダーをそのままつけると止血にもなります。パフやブラシがなくてもティッシュの上にパウダーを軽くとってつけられます。赤ちゃんや小さなお子さんであれば、首や脇、背中や足など、おかあさんの手にパウダーをとってスリスリとしてあげるといいですね。

■シャンプー代わりにクレイウォーターを
災害時は洗髪をするのも難しい状況が多くあります。そんな時、頭皮にはクレイウォーターが使いやすいです。もちろんクレイウォーターでカラダを拭いてからパウダーにして使うという方法もあります。とてもさっぱりとして気持ちいいです。クレイウォーターは200mlのお水に小さじ1杯のクレイで作れます。それをふき取り化粧水を使う要領でコットンやティッシュに含ませて肌を拭きます。石鹸や洗顔剤を使わなくても肌の汚れもすっきりと落とせます。

■歯磨き、感染予防にもクレイウォーター
歯磨きもクレイウォーターで歯ブラシを濡らして磨いてください。普通の歯磨き粉のように漱ぐ必要もないので、お水の節約になります。もしくは少量のクレイウォーターをマウスウォッシュのように使っても大丈夫です。口腔内の菌の繁殖を抑える作用があるため、風邪などの感染や乾燥による喉のトラブル予防・口臭対策にもなります。

■打ち身や捻挫にはクレイペーストでレスキュー
どこか痛みなどがあるときにも、ガーゼやコットンにウォーターを含ませて「冷えピタ」のようにも使えます。グリーンクレイ(イライト)などをお持ちであれば、打ち身や捻挫、痛み、浮腫みのある場所に硬めのクレイペーストを作って、ガーゼやペーパータオルにくるんで湿布という方法もあります。クレイペーストはクレイと水分があれば作る事ができます。水分はクレイの半分の量を目安にします。

◎いざという時のために、クレイの備えを
使わないままのクレイがお家にあるという方がいれば、せっかくなので、ぜひ活用なさってみてください。災害時に限らずトラベルポーチに入れておくのもお勧めです。海外旅行やアウトドアなど医療機関にかかりにくい旅先でクレイに何度も助けられた、という声もたくさん届いています。

ひとつで何通りにも活用できる万能クレイ。いざという時のために防災グッズのひとつとして備えておけば、心強い味方になってくれるでしょう。


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