リンパ腫は体内の発生する場所によって、縦隔型、多中心型、腎臓型、消化器型、鼻腔内型などに分類されます。それぞれの部位のリンパ腫によって症状が違うので注意して下さい。
・縦隔型:呼吸が苦しそう、咳が出る
・多中心型:初期にはなにも症状が出ないことが多いがリンパ節が腫れる
・腎臓型:腎不全と似た症状(食欲低下、嘔吐、飲む水の量が増える、尿が増える)
・消化器型:食欲低下、下痢、嘔吐、血便など
・鼻腔内型:くしゃみ、鼻水、顔が腫れるなど
出典:http://gigazine.net/news/20090615_fat_inject_die/
リンパ腫の治療方法としては、人間同様に抗がん剤やステロイドを使った化学療法が一般的です。
抗癌剤治療は副作用も激しいので代替療法やサプリメントで寛解に持ち込む場合もあります。
医師と飼い主がよく話し合って決めると良いでしょう。
それでも完全に完治することは難しく、寛解レベルにまで健康状態を取り戻せることを目指します。
化学療法の場合は週に1回抗がん剤を投与する治療を半年ほど続けるのが一般的なようです。
リンパ腫の治療法は多岐に渡るので、動物病院の診療内容によって金額は変わると思います。
アイペット損保の支払いデータによる平均の金額によると、
・再診料500円
・血液検査7,000円
・抗がん剤(静脈注射)1回 5,000円
・皮下点滴 4,000円
・皮下注射 1,500円
・内用薬 1,000円
・合計 19,000円
という金額となっています。
いかがですか。猫のリンパ腫、猫にとっても飼い主にとっても大変辛い病気ですよね。この病気の予防法としては、やはり猫白血病ウイルスに感染しないためのワクチン接種が有効でしょう。
猫の予防接種は主に「3種混合」「4種混合」「5種混合」とワクチンの種類が複数ありますが、ウィルス性の感染を防ぐなら「5種混合」ワクチンが良いかもしれません。
他にも6種、7種といったワクチンもあります。ワクチンの費用は5種混合の場合、平均6,000円~7,500円位です。
もちろんワクチン接種しなくても、毎日猫の体を触って観察し、異常がないか確かめるのも効果的です。
年に1度予防接種をする、保険に加入するなど、飼い主として出来る対策は限られますが、愛猫のために気をつけてあげたいですね。
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