お知らせ

お知らせがあるとここに表示されます

コメント

コメントがあるとここに表示されます

編集部からの連絡

編集部からの連絡があるとここに表示されます

薬剤師が教える!意外と知らない…ワセリンの種類と違いとは?

薬剤師が教える!意外と知らない…ワセリンの種類と違いとは?
投稿日: 2016年3月15日 更新日: 2017年3月6日
閲覧数: 718,438
150 この人たちがステキしました
ステキをしている人
author
「Faura(ファウラ)」とは、美のプロたちがセレクトした「キレイのひみ...
保湿剤としてワセリンを使用している方は多いですよね。 しかし、ワセリンにも種類があるのをご存じですか? 「ワセリン」と名前がついていれば全て同じと思ったら大間違い! 今回はワセリンの種類と違いについてご紹介します。

ワセリンとは?

ワセリンとは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもののことをいいます。
保湿剤といっても、皮膚の水分を蓄える力はなく、皮膚から水分が失われるのを防ぐために使用されます。
純度の違いによって種類分けされており、「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種類に分類されます。

赤ちゃんから大人まで使用でき、副作用は出にくいですが、純度の低いものを使用するとかぶれなどが生じる場合があります。

では、ワセリンの種類と違いについてご紹介します。

黄色ワセリン

ワセリンの4種類の中では一番純度が低く、不純物の含有量が多いです。
黄色っぽい色味をしています。
手に入りやすく安価ですが、敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方、赤ちゃんは刺激やかぶれを生じる場合があります。

白色ワセリン

白色ワセリン

黄色ワセリンの純度を高めたものです。
一般的にワセリンというと白色ワセリンのことを指します。
安価なことと、特別純度に拘らなくてよい場合は、白色ワセリンが使用されることが多いです。
医療機関でも使用されています。

敏感肌の方、アトピー性皮膚炎の方、赤ちゃんは白色ワセリン以上の純度のものを使用することをおすすめします。

プロペト

プロペト

白色ワセリンの純度を高めたものです。
目の近くなどデリケートな部位に使用する場合、プロペトが用いられます。
医療機関でも使用されています。

サンホワイト

サンホワイト

プロペトの純度を高めたものです。
プロペトでも刺激があったり、かゆみやかぶれが出てしまう人や、肌の弱い赤ちゃんに使用されます。
アレルギーパッチテストの基剤に使用されるほど、刺激が少ないです。
ただし、サンホワイトは保険適用外のため、ほかのワセリンに比べると高価です。

ワセリンの純度の高さ

上で紹介した純度の差をまとめると、下記のようになります。

黄色ワセリン<白色ワセリン<プロぺト<サンホワイト

最後に

最後に

医療機関で使用される白色ワセリンやプロペト、サンホワイトは「医薬品」または「化粧用油」としてドラッグストアやインターネットで販売されています。
処方箋がなくても手に入りますので、必要な場合は購入してみてください。

また、よく勘違いしている方が多いのですが「ヴァセリン」と「ワセリン」は別物です。
(一般的にワセリンは白色ワセリンを指すため)
「ヴァセリン」はユニリーバ・ジャパンの商品名であり、白色ワセリンではなく黄色ワセリンです。
医療で使用されるものではなく、化粧品として販売されているものなので、間違えないようにしましょう。


SNSでシェア
詳しく見る