まず、肩こりは首の後ろから肩、背中にある筋肉が過度な緊張を起こして、血行不良を起こしたものです。
血行不良が起こると体内に老廃物が蓄積しやすくなり、溜まった老廃物が末梢神経を刺激することがあります。
むくみも老廃物が蓄積したもので、肩こりと同じように血行不良が関係している症状です。
女性は男性に比べ筋肉が少なく筋肉による血液のポンプ作用が弱いため、血液を手足などの末端から心臓に押し戻す作用が弱いのです。
血液の流れが悪ければ、肩こりやむくみが起こりやすくなるだけではなく体が冷えやすくもなります。
さらに、寒い時期はますます体が冷えやすく筋肉が緊張しやすくなるので、肩こりやむくみが悪化する悪循環に陥りやすくなります。
このような事態を防ぐためには、適度な筋肉を付ける必要があります。
肩こりやむくみの原因となる血行不良を改善するためには、血液のポンプ作用を担う筋力を付けることです。
そのためには、もちろんウォーキングやジョギングなどの適度な運動を心掛けるのも良いでしょう。
わざわざ運動の時間を取らなくても、エレベーターやエスカレーターなどを使わずに階段を使う習慣を身に付けることだけでも良いのです。
意識的に手足を動かすだけでも、血行を改善するために必要な筋力を付けることに繋がります。
肩こりとむくみは、背中と首を真っすぐに伸ばして顎を引いた正しい姿勢を常に心掛けることで改善することが可能です。
とは言っても、無意識のうちに今まで慣れてきた姿勢ばかりしてしまって、なかなか姿勢が正せない方も多いでしょう。
そんな方は、姿勢の矯正をサポートしてくれる下着、背中のサポーター、クッション、椅子の上に設置できる座椅子などを利用すると良いかもしれません。
肩こりもむくみも血行不良が関係している以上は、症状を改善するために血行不良を改善する必要があります。
そのためには適度な運動や正しい姿勢を心掛けて、末端の血液を心臓に押し戻すために必要な筋力を付けることが大切です。
普段の生活の中で意識的に手足を動かすようにしたり、姿勢をサポートするアイテムを上手く利用するのも良い肩こりやむくみの対策に繋がります。
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