資格には、大きく分けて3つの種類があることをご存知ですか?
【その1 国家資格】
医師、看護師、保育士、弁護士、会計士など。
それぞれが職能に直結している資格が多い。仕事の役に立つというよりも、その仕事に就くには、必須となっているケースが多いです。
【その2 公的資格】
日商簿記、秘書検定、ビジネス能力検定、宅建、ツアーコンダクターなど。
商工会議所などの、国の認可を受けた団体が発行する資格。信頼性が高く、持っていることでかなり有利に働くこともある。
【その3 民間資格】
パソコン検定、会計ソフト試験、手話、コミュニケーション検定など多岐にわたる。IT系の資格が多い。ピンポイントの実務能力の証明になる。
国家資格は何年もかかって取る場合が多い難易度の高い資格が多い傾向があります。
看護師など、国家資格がないと就けない仕事を目指したいのなら、一念発起して勉強するのも手です。
が、パートで有利という場合は、そこまで難易度の高い資格にチャレンジする必要はありません。
今回は、主婦がパートで社会復帰をする際、お仕事さがしや業務を遂行するのに有利になる公的資格と民間資格に的を絞って見ていきたいと思います。
パートで働きたい主婦にとって、資格を取るとどんなメリットがあるのでしょうか。
それは面接のときに有利になるということです。
履歴書に資格を持っていることが書いてあれば、
その分野の最低限の知識や実務能力があるということを簡単に証明することができます。
特に主婦はブランクがあると、今のパソコンソフトを使えるかどうか、ビジネスマナーを備えているかなどが不透明なので、
資格を活用して採用担当者の不安を払拭するのは、効果があります。
さらに実務から離れていても、資格を取得するために勉強し、合格しているという姿勢は、
社会復帰への前向きさ、やる気をアピールする効果も。家事や育児をしながら資格取得の勉強をしていた、となれば、
タイムマネジメント力のアピールにもなります。
それゆえ、年齢やブランクなどが同じなら、やはり資格を持っている人の方が採用されやすいでしょう。
資格を取っておくことでブランクを埋めることができ、採用のチャンスが増えます。
また「食品管理責任者がほしい」、「宅建を持っている人が一人足りない」などと、企業の都合で資格を持っている人材を欲しているケースも実は結構あります。
それでは実際にパート主婦が取って役立つ、取りやすい資格をいくつかピックアップしてみましょう。どれも数か月~1年で取得することができるので、子育て中の主婦の方にもおすすめです。
[IT系]
パソコン検定、Mos、アドビ認定、Webクリエイター試験などほとんどが民間資格ですが、ソフトをどれだけ使いこなしているかを認定してくれる試験なので信頼性が高い資格です。毎月のように全国各地で試験日を受けることができるのも便利です。いずれはオフィスワークと考えているのであれば、勉強しておいて損はありません。ただし、希望する業務にどのソフトが使用されていることが多いか、あらかじめ確認してから、必要なソフトの実務能力を磨くようにしましょう。
[ビジネスマナー系]
秘書検定、ビジネスマナー検定など
社員でもパートでも、企業で働くためには来客対応や電話の対応など最低限のビジネスマナーが求められます。どの職種にも対応できます。
[医療系]
医療事務、ホームヘルパー2級
介護、医療系の仕事は今一番需要が高く、資格を持っていると重宝されます。パートの仕事も多く、経験のない方も多く働いています。
主婦は家のことや育児などでなかなか忙しいものですが、家にいる時間が取りやすいというメリットがあります。その時間を少しだけやりくりして、その間に資格を一つでも取っておくと視野が広がります。
今は働きに出られなくても、いずれパートで仕事をまた始めたいと思った時に有利になるように、資格の勉強をすることで少しずつ自分の武器を増やしていってください。資格は一生の財産になります。
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