子どもが生まれた年のワイン、自宅で20歳まで保存できますか?

子どもが生まれた年のワイン、自宅で20歳まで保存できますか?
投稿日: 2016年4月1日 更新日: 2017年10月27日
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子どもの誕生を記念して、「その年にしかできない」ことをする人は多いはず。
年号が入った記念アイテムを買ったり、年1度だけのイベントに参加したり。庭に木を植えるご家庭もありますね。

毎年の年号が入っている代表的な商品の一つに、ワインがあります。イメージでは、ワインは長い間保管したほうが美味しくなりそう。では、子どもの生まれた年のワインを自宅の冷暗所、たとえば押し入れや冷蔵庫にずっと置いておいたら、20歳の誕生日においしく乾杯できるのでしょうか?

全てのワインが長期保存に向いているわけではない

「なかなか長期保存に向くワインを見つけるのは難しいです」と、メルシャン マーケティング部の森さん。

「ワインを長期熟成させるためにはいくつかの条件があります。ボディのしっかりした『よい』ワインを、温度と湿度を一定に保った専用の保管倉庫で保管するなら、長期保存も可能です。でも押し入れや冷蔵庫では難しいと思います」

10年後に10年ものを探す

とはいえ、古いワインは高いですよね?

「それだけ保存に耐えるものが少ないからです。もしお子さんの生まれた年にこだわるなら、たとえば、たとえば、2016年生まれなら26年の時点で16年のものを探すのも、一つの手段です。きちんと保管されていたワインなら、あと10年保管倉庫で完全なコンディションを保つことができれば、大丈夫な可能性が高まります」

なるほど。どちらにせよ20年のハードルはなかなか高そうです……。

試すなら熟成に向く甘いタイプ

「プロの管理に勝るものはありません。どうしても自分でやってみたい場合は、例えばポートワインや貴腐ワインといった、熟成に向くワインを試す方が成功する可能性が高まります。ただし、冷蔵庫や押入れではなく、専用の保管庫は必須。成功したらまぐれ、という感覚でできるのなら、それはアリです」

その時にベストなものを

なるほど……。市中に出回っているワインは、プロが丹精こめて、その瞬間にベストになるようコンディションを保ったものです。いまがいちばんおいしいのですから、ぜひいま楽しんで、20年後には別のものを楽しんだほうがよさそうですね!

ちなみに、20年長期熟成したお酒として間違いがないのは何なのでしょう?と最後に質問したところ……
「ヴィンテージウイスキーなどがいいのでは?」と教えてもらいました!


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