福岡県北九州市では、2014年に『致死処分ゼロ社会宣言』を行っている、『殺処分ゼロ』を行政的に行っている都市の1つです。
実際に2014年度の殺処分数は2008年に比べると87パーセントも減少しているほど、殺処分を減らす取り組みをされています。
北九州市の愛護団体と協力して保護猫の譲渡を推進していることはもちろんですが、飼い主に対して『生き物の命の大切さ』をとき、最後まで責任を持って動物を飼うように啓発活動も盛んに行っているようです。
この『保護猫の譲渡』や『飼い主に対する終生飼育の啓発』は全国的に行っている自治体が多くあります。
しかし、北九州市の『殺処分ゼロ』を目指す取り組みはこれだけではありません。
ボランティアの協力のもと、一番殺処分される確率の高い『産まれたばかりの子猫』にスポットライトをあて、ミルク離れして譲渡できる月齢まで育てる『ミルクボランティア』も行われているんです!
実際に産まれたばかりの子猫が、人に渡せるようになるまでの2~3ヶ月間保護し、ミルクをあげたり、トイレの補助をしたり、と細かいお世話をされているのだとか。
本当に小さな命のことを考えるからこそできる細かなケアと言えるのではないでしょうか。
そのきめ細かいフォローが猫達の命を救うのです♪
北九州動物愛護センターでは、この他にも保護された猫や犬と地域の子供が実際に触れあえるような場所を作る計画もされています。
子供達が保護動物たちとのふれあいを通じて、命の大切さを知ってもらえるように、との願いを込めて、作られるのだそうです。
小さな命を大切にする心を持った大人になってくれれば将来的に『殺処分ゼロ』も夢ではないのかもしれませんね。
行政と愛護団体が連携して、出来ることからやることで、殺処分になってしまう猫達を救っているようです。
未来のことも考えて、色々な対策がとられてるのでしょう。
さて、後編では、他の自治体の取り組みをご紹介します!
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