片づけは暮しの中の知育です

片づけは暮しの中の知育です
投稿日: 2016年2月22日 更新日: 2019年3月24日
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★おもちゃコーディネーター®︎ ★ライフオーガナイザー®︎ 一級資格保有 ...
私は、知能開発インストラクターとして幼児教室で働いています。
実は片づけには、教材を使って行っている授業と、共通する点がたくさんあるんです。

今日は、暮らしの中の片づけで、楽しみながら取り入れられる「数の理解の基本」
についてご紹介します。


指を添えて、数える

指を添えて、数える

まずは、数えるときのポイント
指を添えて数えましょう。

「いーち、にー、さん」と数えていても、実物はふたつしかない
ということはありませんか?

おもちゃを片づけるとき、
ひとつずつ指をさしながら、ゆっくりとことばと一致させて数えうちに、自然と量を理解していきます。


バラバラでも数えられる?

バラバラでも数えられる?

バラバラに置かれた状態でも、数えてみましょう。

おもちゃをボックスなどに戻し入れるときに、
ひとつずつ声をかけて数えてあげてもいいですね!
量が多い時には、「5ずつママと交代で入れる」
というゲーム形式にすると楽しいです。

違う種類のものが混ざっても、5つ

違う種類のものが混ざっても、5つ

大きさ、形、色や種類が混ざっても、
同じ「5つ」です。

ひとつずつ、一緒に数えてみましょう。

並び方が変わっても、5つ

並び方が変わっても、5つ

並び方が変わっても、同じく「5つ」です。

はじめは、上の並び方を「少ない」と感じる時期がありますが、見た目には惑わされないで正しく量を理解するために、ひとつづつ数えてみましょう。

これも 5

これも 5

サイコロの目の数を数えてみましょう!

これも、「5」です。

見ただけで「5つ」と分かるように

見ただけで「5つ」と分かるように

「ケーキは何こ?」
「5つ」

何度も数えているうちに、目で見ただけで、正確に「5」という量を理解するようになってきます。



最後は、数字の「5」

最後は、数字の「5」

数字の「5」は、量が5つあることを表すマークのようなもの。
数字の「5」の読み書きができるようになることと、
「5」の意味を理解することは、同じではありません。

数字の「5」が何を意味しているのか?
意味を理解するためには、上のステップが大切。

遊びや片づけに、無理なく取り入れてみてくださいね。

コツ・ポイント

小学校の算数では、いきなり数字で足し算、引き算が出てきます。
数字というのは、量を表す『記号』のようなもの。
なかなかイメージがわいてきません。

暮らしの中で、いろんなものを、数えたり分けたり、合わせたり、いろんな経験をしているうちに、
『記号』が具体的なイメージを伴って理解できるようになりますよ。

「片づけ」は、そんな経験をするのにぴったりの、暮らしの中の知育です。

親子で楽しみながらお試し下さいね!


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