喃語(なんご)からだんだん言葉らしくなってくるこの時期は、子供自身も言葉で表現することがうれしくなってきます。ですが、まだまだ、言葉は未熟。
自分の気持ちをうまく伝えることができず、「イヤ!」と表現してしまいます。
子供の言いたいことを言い当てられればよいのですが、なかなか難しい……
そんなときは何か新しい言葉を教えてあげるのも1つの手です。
言葉にとても興味のある時期ですから、新しい言葉を聞くことで気持ちが切り替わります。
この時期は、行動範囲も広がり、毎日できることが少しずつ増えていきます。
できるとうれしい!でも、できない場合は……
思った通りにできないことに苛立ってしまいます。
親が手を貸そうとすると「イヤ!」
だって、自分でやってみたいんですもん!
こんなときは、「自分でやってみるなんてえらいね!」と挑戦してみたことを評価してあげましょう。
「きっと次はできるよ」とか、「昨日より上手になってる」など励ましの言葉をかけてあげましょう。
子供もこの時期になると、習慣的な行動を理解してきます。
寝る前には歯磨きをするとか、児童館から帰るときには靴を履く、といったことです。
こういった場合【歯磨き→寝る】や【靴を履く→帰る】といった図式が出来上がっています。
まだ寝たくないときは歯磨きを嫌がりますし、帰りたくないときは靴を履かないと駄々をこねます。
こんなときは、出来上がった図式をなるべくくずしましょう。
歯磨きする場所を替えてみたり、新しい音楽をかけてみたり。
靴もちょっと飾りを付けたり、かわいい絵柄の中敷きにしてもいいですね。
ちょっとした工夫で気を反らせればOKです。
「イヤイヤ!」と騒ぐことで、親があたふた……
なんとかなだめようと、抱っこしたり、違うおもちゃを持ってきたり。
そんな風にかまって欲しいという欲求から、「イヤイヤ」を始めることもあります。
こんなときは……かまってあげましょう!
焦った気持ちは子供に伝わります。
少しの時間、じっくりと向き合ってあげられるといいですね。
どこか体の調子が悪いことも考えられます。
体調が悪いと、何をやっても楽しくない!
それを「イヤ!」と表現してしまうんですね。
単に眠くてたまらないという場合もあります。
お腹が痛いのも「イヤ!」、眠いのも「イヤ!」なんですね。
発熱や便の状態などを確認し、異常がなければゆっくり眠れるようにしてあげましょう。
「イヤ!」1つにも、色んな意味があることがわかりますね。
意味を理解してあげることで、子供の気持ちによりそうことができます。
何よりも頭ごなしに叱っては逆効果。
第一反抗期は親から見ると反抗しているようですが、子供は自己主張しているということ。
成長の1つなのです。
子供の意思を尊重してあげることで、イヤイヤ期をぐっと楽に乗り切れますよ。
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