犬は芸を覚え、飼い主に忠誠を誓う動物です。盲導犬や軍用犬のように人間以上の働きをすることがあります。
反面猫はなかなか芸を覚えません。おやつやおもちゃで釣ろうとしても、気分が乗らなければプイッとどこかへ。まったくの気まぐれ屋さんです。
しかしだからといって、猫は犬よりも知能が劣っているわけではないようです。犬と猫の知能を示す「脳化指数」を調べたところ、犬は1.2で猫は1.0という結果になりました。(ちなみに人間は7.4~7.8)
犬と猫を比較して、犬の方が芸やしつけに優れているのは、単純に犬が人間と遊ぶのが好きな性格だからかも。犬と猫の知能はほぼ同じレベルだそうです。
2007年に行われた研究によると、猫は10分程度の短気能力については犬よりも人間よりも優れた記憶力があることが証明されました。
たとえば9けたの数字を記憶する場合、人間なら覚えていられるのは30秒程度。しかし猫の場合は10分間も覚えていられるとか。
しかしこれは、猫が興味を持ったものに対してのみ。興味がないものにはてんで覚えようとしません。
どうやら猫の記憶力はとっても気まぐれ。自分の好き嫌いによって大きく変わってしまうようです。
いかがですか。犬は飼い主が変わっても、しつけられた習慣はあまり変わらないと言われていますが、猫の場合は環境が変わると記憶も変わってしまうのかも知れません。缶詰を開ける音は覚えていても、飼い主の顔は忘れてしまうのね…。と寂しい気持ちになりますが、実は猫は視力はあまりよくないそうです。その分敏感なのは嗅覚と聴力。視力は0.1程度しかないのだとか。猫は匂いで飼い主と他人を判別しているのかも?
犬と猫、性質は違いますが、知性は一緒。あとは飼い主の愛情のさじ加減で、猫の記憶力は決まってしまうのかも知れません。
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