猫が飼い主の足もとですりすりするのは、飼い主が外から帰って来たときが多いハズです。
この猫のすりすり、実はマーキング行為だと言われています。猫は自分の縄張り、お気に入りの段ボールや柱にもすりすりします。それは「これは俺のもの」と言う所有権の現れです。 外から自分の知らない匂いを付けて帰ってくる飼い主に、一生懸命すりすりするのは、自分の匂いをつけて安心したいから。 ウ〜ン、これも猫の愛情表現ともいえますよね。
たとえ段ボールにも同じすりすりをするとしても、お気に入りのモノとして飼い主を認定してくれているのでしょう。
猫は額や顎、肉球に臭腺があります。特に顔の部分の臭腺から出る匂いは「フェイシャルホルモン」と呼ばれ、お気に入りのものの他に他の猫への挨拶の時にもすりすりします。
猫を撫でていると気持ち良さそうにゴロゴロ…していると思ったら突然ガブリ!これは誰でも経験していますよね。
このガブリの意味は2通り考えられます。
1つは「もうやめて!」のサイン。飼い主にしつこくナデナデされてもう飽きたというサインです。「触らないでよ〜。」という意味でもあります。
そしてもう1つは飼い主へのお試し行動。本当に自分を愛しているかを知る為に、飼い主が噛まれて嫌がるのを判ってやっているといいます。
猫同士のガブリなら「これから遊ぼうよ!」というサインにもなるそうですから、もしかしたら飼い主にも「遊んで!」と言っているのかも?
どちらにしても痛いですよね。そんな時は猫を怒らず、やや大げさに「痛い!」とやられて嫌だと言う気持ちを伝えるとそれ以上はしないはず。猫は平和主義ですから、片方が嫌だと言えば、執拗に喧嘩を仕掛けて来ません。
犬の場合は上下関係を決める為に勝ち負けにこだわるといいますから、性格はツンデレでも、猫の方が優しいのかもしれませんね。
猫のすりすりは所有したい気持ちの表れ。たとえ段ボールと同じ扱いだとしても、飼い主はお猫様に嫌われてはいないということですね。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます