人間は基本的にはいつでも受精が可能ですが、動物は違います。
妊娠できる期間に入ると雌が雄を誘うフェロモンを出すようになり、子供を作ります。
この『妊娠できる期間』のことを発情期と言います。
猫の場合は雌猫が妊娠できる体になり、妊娠できる準備が整ったら発情期にはいります。
その後、雌猫に呼応する形で雄猫が発情期になるといいます。
すぐそばに雌猫がいると、雄猫は発情しやすいようです。
逆に発情期の雌猫がすぐ近くにいなければ、雄猫の発情期は遅れてくると言えるでしょう。
時期的には春に出産ができるように2月から4月の間に1回、秋に出産できるように6月から8月に1回きます。
発情期の激しさや時期の早い遅いなどの個人差はありますが、大体はこの時期にくるようです。
雄猫は1歳前には成熟期を迎え、発情期がおとずれます。
発情期に入るとやたらと鳴き出すのが特徴でしょう。
発情期なのに交尾ができないとストレスがたまるので攻撃的になる雄猫も多いようです。
発情期にはいるとマーキングやスプレー行動もかなり増えるので臭いも相当なもの…。
実際に我が家もはじめて発情期が来たときには暴れまわり、噛み付き、鳴き続け、大変でした。
雌猫を求めて脱走する雄猫はかなりの数に上るようです。
我が家も隙があれば脱走を…と企てていたようでした。
雄猫の発情期を押さえる一番効果的な方法はやはり『去勢』です。
暴れても、鳴いても気にならなくて、去勢がかわいそうだと感じるなら、そのままでも良いかもしれませんが、去勢をしない限り、一生雄猫は発情期を迎え続けます。
交尾したいのに出来ないストレスは相当なもので、寿命が縮んでしまうと言われているほどです。
雌猫との接点を絶つと発情期が来ない場合もありますが、雌猫の声が聞こえただけでも発情期のスイッチははいってしまうので、完全に雌猫の気配を遮断することは難しいでしょう。
もし交尾をさせる気がないなら、去勢した方がよいのかもしれませんね。
去勢はなるべく早い時期にやるべきだと言われています。
国際猫協会では生後6ヶ月までの間に去勢手術をすることを推奨しているようです。
前編では基本的な発情期の知識と雄猫の発情期についてご紹介しましたがいかがでしたか?
雄猫の発情期を根本的に解決するにはやはり去勢が一番効果的で、一番早い方法のようです。
さて、後編では雌猫の発情期の対処法をご紹介します!
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