袋や段ボール、本棚の隙間に入り込むのが好き、深夜にアクティブに動き回る、高い所が大好き…。これらの行動は全て野生スイッチが入っている証拠です。
猫の祖先は4000年前にエジプトで生息していた夜行性のリビアヤマネコ。砂漠地帯で自然の中で体を隠すことができる巣穴の中で生活していたといいます。
猫にとって隙間や段ボールはまさに昔の巣穴を思い出して、安心感を得られる場所。本能ですから、これは止められませ〜ん。
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へそ天で無防備に寝る寝姿。飼い主にニャ〜ンと返事をする。これらの猫の行動は、全てペットスイッチが入っているから。
猫は人間と暮らした長い歴史があります。本能よりも、人間との関係を重視することを体で覚えて反応するようになっています。
猫は単独で行動する動物なので、自分を守ってくれるリーダーは持ちません。飼い主との関係も常に対等。この大きな猫（飼い主）が自分に危害を与えないと理解すれば、どんどん無防備な姿をさらしてくれるのです。
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猫は他の動物の赤ちゃんに優しいのは有名ですよね。人間の赤ちゃんにしっぽをつかまれても怒らず我慢したり、自分よりもちいさなひな鳥を舐めて世話をしたりする画像をよく見かけます。
この行動は、猫の親心に火がついているから。猫は母親から生後45日くらいまでは溺愛されて育ちます。自分よりも小さい動物や、匂いで保護本能をそそられると、猫はその動物の親代わりのような行動を取るのです。
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飼い主の体にのどを鳴らしながらモミモミする。いきなり猫パンチを出す。これはやんちゃで甘えん坊の仔猫スイッチが入っているサインです。
飼い主の背中やお腹の上で寝るのが好きなのも、母猫を思い出して鼓動を聞いて落ち着きたいからだと言われています。
いかがですか。この4つのスイッチを知っていると、猫の行動の理由が理解できるかも。しかしこの猫スイッチは瞬時に変わります。
これは縄張りを持ちたい、狩りをしたいという本能が、環境のなかの音や飼い主の行動でパッと切り替わるから。これが「猫は気まぐれ」と言われる理由なのかもしれませんね。
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