埼玉県北本市にある、北里大学メディカルセンターには、週に1度「ハイク」という犬がやってきます。
ハイクの仕事は患者の病室の見回りやリハビリのお手伝い。 脳腫瘍で寝たきりになったお年寄りが椅子に座る時にハイクが寄り添っていると、普段は無表情の患者でも「可愛い」とハイクの頭を撫でながら笑顔を見せるとか。ハイクはとても優秀な医療スタッフなのです。
このように、動物との触れ合いで患者の心を癒し、役立てようとする【動物介在療法】が最近注目されています。
出典:http://animal-t.or.jp/
動物介在療法は、アニマルセラピーにおけるCAPP活動の一環です。
動物とふれあうことによる情緒的な安定、レクリエーション・QOLの向上等を主な目的とする動物介在活動(AAA)、人間の医療の現場で、専門的な治療行為として行われる動物を介在させた補助療法が動物介在療法(AAT)、小学校等に動物と共に訪問し、正しい動物とのふれあい方や命の大切さを子供たちに学んでもらうための活動が動物介在教育(AAE)といいます。この3つの活動をまとめてCAPP活動と呼んでいます。
病院では滅多に犬や猫にさわることが出来ません。家に残して来たペットに会いたい人も多いハズ。そんな人たちの心を癒し、笑顔を増やしてくれるCAPP活動、とても良い取り組みだと思います。
いかがですか。この動物介在療法、もちろん、働く犬や猫はきちんと人に慣れる様に訓練された動物です。いるだけで、触るだけで笑顔になれるこの取り組み。まさにペットは「副作用のない薬」といえそうです。
(記事BZP00343)
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