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知ってるようで知らない!ボジョレー・ヌーヴォーっていったい何?

知ってるようで知らない!ボジョレー・ヌーヴォーっていったい何?
投稿日: 2015年11月25日 更新日: 2017年10月27日
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毎年11月の第三木曜日に「解禁」されるフランス産ワイン、ボジョレー・ヌーヴォー。最近は酒店や大手スーパーだけでなく、コンビニの店頭にまでワインが並びますよね。今年は試してみようかな?という人のために、素朴な疑問にお答えします。

Q・そもそも、「ボジョレー」?「ボージョレ」?

A・どちらでもOKです!

たとえば英語をカタカナにする場合も、「チーム」「ティーム」(team)など、書き方に決まりはありません。フランス語も同様で、ボトルのラベルに書かれたカタカナの商品名も「ボージョレー」「ボジョレー」「ボージョレー」、「ヌーボー」「ヌーヴォー」などさまざまです。好みで選んでOK!

Q・ズバリ、美味しいんですか?

A・「味わう」というよりは……

ボジョレー・ヌーヴォーの「ヌーヴォー」は「新しい」という意味。瓶に詰めて熟成期間を置く一般的なワインと違い、できたてのフレッシュな状態です。これは、その年のぶどうからできるワインの味をいち早く確認して、熟成期間に入る前に「今年はこういう風味だよ!」と評価を定めるためのもの。つまり、収穫祭のような意味合いが強いので、難しいことは考えず、「今年も美味しいね!」と楽しんでください。

Q・じゃあ、自分で熟成できるの?

A・残念ながら、できません

熟成期間が長いほど美味しくなるイメージのあるワインですが、ボジョレー・ヌーヴォーはあくまでも、できたてが一番おいしく飲めるように作られています。時間を置くと風味が落ちていきますから、遅くとも年内を目安に飲み切ってください。

Q・名前が長くて、意味がわかりません

A・長いほど、こだわりのワインの可能性

似たようなラベルなのに、名前が違って迷う場合の参考を。まず、「ヴィラージュ」(村)とついていると、ひとつランクが上のワインです。「新潟県産コシヒカリ」が「魚沼産コシヒカリ」にランクアップする感覚。また、「ヴィエイユ・ヴィーニュ」は「古木」、一般に樹齢30年以上の古木のぶどうだけが使われています。「ノンフィルター」は「無濾過」。これらはより複雑な味わいの元になる要素です。つまり、単語がたくさん続いているほど、こだわりの強い1本である可能性が高いのです。

Q・こだわる1本ほど美味しい?

A・好みの問題が大きい

たとえこだわりの強い希少な1本であっても、それを美味しいと感じるかどうかは個人の好みの問題。逆に、予算が許す範囲でこんな「トライ」をしてみては? シンプルな名前のものと、その名前に「ヴィラージュ」が入ったもの、2種類を一緒に買って、1本ずつではなく同時に開栓、利き酒をするのです。必ず味が違いますから、ちょっとしたソムリエ気分を楽しめますよ!

ご家庭で、友人宅で、お店で、さまざまなシーンで今年もボジョレー・ヌーヴォーを楽しんでください!

タイトル写真/アルベール・ビジョー アルベール・ビジョー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー シャトー・ド・ヴァレンヌ  2015 750ml 3400円(メルシャン・税抜参考価格)


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